皆さんは他人のことを憎むことができますか?
皆さんは他人のことをうらむことができますか?
僕はこれって苦手なんです。
他人のせいにするより自分のせいにしてしまうんです。
世の中も応援してくれていますよね。
「誰かを憎んではいけない!」、「他人をうらんではいけない!」と幼少期からほとんどの人がそう教わって育ちます。
保育園、幼稚園、小学校といった幼い年齢の頃に価値観の一つとして、親や先生から植え付けられます。
それが世界の共通の常識だというように当たり前のこととして教わります。
その方が周りにとって都合がいいから。
人と関わりやすい人に育つことができるから。
実際その子供も周りの子と違って一人だけ別のことをしているよりも、周りの子と同じことをしていた方が平穏にすごせます。
他人に対して敵意を持って攻撃的な子どもは、先生からは問題児扱いされるし、同じ子供たちからも恐怖の存在とみなされ距離をあけられます。
周りが迷惑だからという理由で親からひどく叱られます。
正しいのは人を思いやる優しい心をもっている人だと教えられて生きていきます。
でもね、憎みたいときも恨みたいときも成長するとともに出てくるんですよね。
60歳で「俺は今までの人生で一回も人をうらんだことはない!!」っていう人をあなたはどう思いますか?
胡散臭い人だと認識しませんか?『よっぽど平穏な毎日を送れたんだなー、うらやましい。』って思いませんか?
本当に人をうらんだり憎んだりしたことがない大人って、世界に一人もいないんじゃないかと思います。
日常生活の些細なことでも極小さい恨みや憎みはでますよね。
その極小さいところを無視して言っているだけだと思います。
憎しみやうらみって人が生活している以上、当たり前に出てくる感情なんです。
幸せな人ほどそれを感じにくくて、幸せじゃないと思っている人ほどそれを感じやすいという違いはありますが、まったくのゼロにすることは人間にはできません。
悲しみ、うれしさ、楽しさ、怒りを感じない人はいません。
大別するなら憎しみもうらみも怒りや悲しみに分類されると思います。
人間として生きていく上で当たり前のようにでてくる自然な感情なんです。
他の感情と同じくすごく大切な感情なんです。
だけど僕たちは幼少期から「他人を憎んではいけない。」、「他人をうらんではいけない。」という価値観の元に人生を過ごしてきました。
うれしさや楽しさは素直に表現できるけど、悲しさや怒りって人前ではなかなか出せません。人前では隠す人も多いです。
それが悪いことであるかのように言われ続けてきたから。
喜んでいるときに注意されることは少ないと思いますが、あるとしても悪ふざけが行きすぎている場合くらいじゃないですかね?
悲しんでいるときと怒っているときは周りの大人が注意をしてきます。
「そんなことで泣くな!」、「どうして怒ったの!?理由を聞かせて!」と大人が責めてきます。
大人にとってはそれほどきつく言ったつもりはなくても、自分の倍以上の大きさの人間が自分に対して言ってきます。それだけで小さい子にとっては脅威なんですよね。
『あ、これはしてはいけないことだったんだ。』と学習していきます。
それの名残がいつまでも残っているんですよね。
本来は自分にとって大切な感情のはずなのに、その感情をなかったものとして封印しようとします。
それが我慢です。
悲しいんだけど、これ以上悲しいと思ってはいけないと思って我慢する。
怒っているんだけど、これ以上怒ってはいけないと思って我慢する。
人間はね、悲しみや怒りを相手にぶつけることなく、そのまま自分の中で押し殺すこともできる生き物なんです。
「あの人をうらんではいけない」、「この人を憎んではいけない。」と言い聞かせることができるんです。
あなたの我慢によって。
あなたの犠牲によって。
だから我慢強い人ほど、その内側には本人も知らない領域で憎しみやうらみをため込んでいることも少なくありません。
だって本来なら感情を表に出して発散させるという一番大事なことができていないから。
あなたが理性によって我慢をしてしまえる人だから。
欲求より理性を優先させることができる人だから。
人前で泣くのはよくないことだから、一人きりになれるまで泣かないように我慢しよう。
他人に怒りをぶつけることはよくないことだから、怒りを鎮めて穏便に解決する方法を考えよう。
憎しみやうらみを封印してしまいます。
でもね・・・
人を憎んでもいいんですよ?
人をうらんでもいいんですよ?
あなたがそこまで我慢をしてまで犠牲になる必要はありません。
『してはいけないことなのに?』と思う時点であなたが普段から周りに人一倍気を遣っていることがわかります。
世の中ね、何も考えずに他人を憎んでいる人、大した理由もないのにうらんでいる人がたくさんいます。
その人たちにとって憎むこととうらむことはごく自然なことなんです。
生きていく上で当たり前のことで、してはいけないことだとも思っていません。
逆恨みまでしてくる人もいますしね。
ただの価値観の違いにすぎません。
だから憎んでもうらんでも、それこそ怒り狂ってもいいんです。
ずっと我慢を続けなければいけないわけではありません。
我慢できているうちは我慢するのがあなたなのかもしれませんが、いつか限界がやってきます。
そのときにすごく大騒動になってしまうよりも、定期的に相手に怒りをぶつけて(心の中で思うだけでもかまいません。)心の負担を少し軽くするように調整してみてはいかがですか?
やってはいけないことは、あなたが考えているよりも案外少ないかもしれませんよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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