自分が憎くて許せない!どうしてこんな自分が生きてるの?

皆さんは『自分が憎くて憎くて許せない!!』と思ったことはありますか?

これって大変なんですよね。

 

ことあるごとに『どうしてわたしは!』、『なんで僕はいつも!』と自分を責めてしまうようになります。

その回数が増えていくと、ますます自分を憎むようになってしまいます。

これがエスカレートすると、自分が生きていることすら許せなくなってしまいます。



自分が憎くて許せないと思っている人は、あなたが思っている以上に重症です。

 

このままではあなたは生きる意味を失い、ただ消化するだけの人生になってしまうかもしれません。

あるいは憎しみが強くなりすぎて世界に恨みを持ち、殺人や自殺といったところまでいってしまうかもしれません。

 

 

自分ならできるはずだったのに、怠けてしまって、最悪の結果になってしまった。

 

 

『自分がもっとがんばっていれば、こんな結果にならなかったのに、どうしてもっとがんばらなかったんだ!』

なんとかしようとがんばっているのに、望む結果までの距離が遠すぎる。

『どうして自分はこんなこともできないんだ!みんな当たり前のようにやってるのに!』

 

 

自分を憎むようになるときって、結果が最悪で後悔したとき、がんばっているのに結果がついてこないときです。

 

自分の期待に自分が応えられないときです。

 

自分の不甲斐なさを実感したときです。

 

 

人間ってね、なんでもかんでもできるようにはできていません。

 

 

一人一人に得意不得意があり、そもそも人間の性能自体にも限界があります。

そう考えると人間て、できることよりもできないことの方が多いのかもしれませんね。

 

そこを『まあ、仕方ないやー。』で終われたらいいのですが、『仕方ないやー。』で終われないケースにぶち当たってしまう人もいるんです。

元々の性格が完璧主義者であったり、人一倍プライドが高かったり、絶対に認めてしまったら許されないケースであったりと、原因は様々です。

 

けどね、共通して言えることは、

 

自分を憎むようになってしまったら、生きていくことが苦しくなります。

 

 

つらいのに、我慢して生きていかないといけないような状態になります。

毎日『死にたい。』と思いながら無理をして生きていくことになります。

 

 

そんな人生なんか楽しくないですよね?

 

どうせなら楽しく生きたいですよね?

 

 

人生をものすごく楽しそうに過ごしている人を見たら腹が立ちませんか?

 

『自分はこんなに苦しいのに!』って。

 

自分を憎んで、恨んで、失望して、それでも生きないといけなくて。

こんな人生になってしまったら、人生損をしてしまいます。

 

 

こうならないためには、

 

自分への期待値を落としてみましょう。

 

自分へのハードルを下げてみましょう。

 

 

自分を憎むようになっているのは、自分ががんばればできるはずだと思っているからです。

 

 

それなのに、結果はついてこない。

『結果がついてこないのは自分ががんばっていないからだ。』

『自分のがんばりが足りないから結果がついてこないんだ。』

こんなことを思っているからです。

 

 

自分のがんばりが足りなくて、本当はもっとがんばれるのに、がんばれば結果を出せるのに、それなのに、それを自分がしないから憎いんです。





ここではっきりと言います。

 

あなたのこの考え方は、勘違いです。

 

 

ひどい言葉で言いますが、

 

単なるあなたの思い上がりにすぎません。

 

 

あなたがいくらがんばっても、あなたの望む結果にはなりません。

あなたには力がありません。

 

 

あなたはね、想いが人一倍強いのだと思います。

その想いと実際の能力の差で、あなたはいま苦しんでいるんです。

 

 

よーく思い出して下さい。当時を。

 

あなたは、本当に、がんばっていませんでしたか?

 

 

あなたにはまだ、余力が残っていましたか?

本当は余力なんて残らないほどがんばっていたのではないですか?

 

 

よーく考え直してみてください。現在を。

 

あなたは、本当に、今がんばっていませんか?

 

 

あなたにはまだ、余力が残っていますか?

まだ余力が残っていると言い聞かせているだけで、余力なんてとっくに空っぽじゃないですか?

 

 

答えを言いますね。

 

あなたは当時、がんばっていました。

余力なんて残らないほどに。

 

あなたは現在、がんばっています。

余力なんて空っぽなのに。

 

 

そうじゃないと、自分をここまで憎めません。

 

 

がんばっていなかったから、自分を恨んでいるんじゃありません。

がんばっていないから、自分を許せないんじゃありません。

 

全力でがんばったけど、限界まで、いえ、限界以上に自分の力を発揮したけど、それでも結果が出なかったから憎んでいるんです。

全力でがんばっているけど、限界まで超えて力を出そうとしているけど、それでも結果が出ないから憎んでいるんです。

 

 

自分を。

 

あなたは、責任感の強い完璧主義者です。

 

 

普通ならね、ここまでがんばっても報われなかったのなら、原因を世界に求めてもいいと思うんですよ。

『世の中不公平だ!』、『こんな世界なんて大嫌いだ!』、『こんな理不尽認められるか!』と世界を憎んでもいいと思うんです。

 

そこまでがんばったのだから。

 

そこまでがんばっているのだから。

 

 

でも、あなたは、それができない人なんですね。

 

 

世界のことを優しい世界だと信じているから、自分に憎しみがいくんです。

世界に向けて発散できないから、自分の中でため込むんです。

 

それがどんなに苦しいことであっても。

もう許容量なんて超えていても。

 

 

まずはね、あなたが責任感の強い完璧主義者だということを認めてあげましょう。

 

 

案外ね、このことに気づいてない人も多いんです。

普段の日常は無責任に生きていて、完璧主義者とは無縁のズボラな生活をしている人も多いから。

 

自分が責任感の強い完璧主義者だと気づいてないから自分を責める量も多いんです。

 

自覚してない人は一点突破型の完璧主義者なのかもしれません。

他のことはどうでもいいけど、このことだけは絶対に譲ることができないという芯を持っている人です。

グラフにすると他の部分の数値は20前後なのに、そこの部分の数値だけは100あるんです。

そこへのこだわりは異常に強いんです。

自分を憎むようになったのは、その数値の部分をおかされているからかもしれません。

 

自分を憎むようになってしまったら、すごく苦しいですよね。

ことあるごとに頭に浮かんで消そうと思ってもなかなか消せない。

不快な想いだけがたまっていきます。

 

 

そしてそんな不快な感情をわたしにさせる自分が嫌いになります。

 

 

人間なんです。できないことなんて山のようにあります。

生きているんです。受け入れられないことに遭ってしまうかもしれません。

 

 

それでも、

自分を憎むのはやめましょう。

 

 

自分を憎んだところで苦しむだけです。状況は変わりません。

自分を憎んだところでしんどいだけです。あなたがヘトヘトになってしまいます。

 

急に自分を憎むことをやめるのは無理だと思いますが、少しだけそれを意識して生活していきませんか?

それだけでも精神的な負担はかなり違いますよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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