心が疲れているのを認めたくない。無理してない!まだやれる!!

皆さんは精神的に疲れていることを素直に認めたくないときってありませんか?

 

本当は無理をして疲れている状態なのに、『疲れてない!』、『まだやれる!』と気合を入れてしまうことってありませんか?

 

そんな生活を続けて、自分が疲れている状態であることを忘れてしまってはいませんか?




これってすごく危険なことなんですよね。

 

人間は疲れを癒しながら生活しないと生きていけないようにできています。

 

ずっとストレスや負担の多い状態の中で、いつまでも元気でいられるようにはできていないんです。

 

その場その場は気合と根性と洗脳でどうにかなっても、いつかそのしわ寄せがやってきます。

 

疲れているのにがんばりすぎて無理をし続けてしまうと、身体は倒れて気を失います。心は病気になってしまいます。

 

生きるために強制停止ボタンが押されてしまうんです。

 

 

人間は疲れたらしっかりと休まないと生きていけない生き物なんです。

 

 

でも、それをしていない人たち、それができない人たちも多いんですよね。

 

 

『まだ倒れていないんだから大丈夫だ。』

『動けないような状態になっていないからまだ大丈夫だ。』

『こんなことで休んでしまわないといけないほど自分は弱くない!!』

『病気だと診断されていないからこれは甘えだ。』

『これぐらいのことみんなやっているはずだ。』

『自分だけが休むわけにはいかない!』

 

などなど。

 

本当は疲れているのに、自分に暗示をかけてごまかします。

 

休んでしまうことを負けのように感じ、『そんなものに負けてたまるか!』と気合を入れます。

 

 

『自分はまだ疲れていない!!まだ大丈夫だ!!まだやれる!!』

 

 

この言葉が頭の中を支配します。

 

自分の中の可能性をあきらめたくないんです。

 

ここで疲れていることを認めてしまったら、もうがんばることができなくなってしまいます。

 

がんばることも無理することもできなくなったら、『誰がそれを代わりにやってくれるって言うんだ!』、『自分がやらなきゃいけないんだ!!』なんですよね。

 

 

だから無理をしてがんばり続けます。

 

 

そして未来に『なんであのとき休まなかったんだ。』、『なんであのときにあんなムチャをしてしまったんだ。』、『どうして自分が疲れていることに気づかなかったんだ。』と後悔をします。

 

『こんなことになるくらいなら、もっと別の方法を考えるべきだった。』、『無理なんかし続けず、違う行動をとるべきだった。』と反省します。

 

 

心の病気って、なったことがない人が想定している100倍は苦しいです。

 

 

『自分はそんな病気にならない!そんなに弱くない!!』と思っていても、なるときはなります。

 

誰もがかかる可能性があります。

 

そしてなってしまったら月単位、年単位の休養が必要になります。その間は苦しみの連続です。

 

治ったと思っていても再発するリスクも高いです。

 

 

それがあなたが無理をして生活を続けたことへの代償なんです。




そんなの嫌ですよね。

 

無理をしてがんばり続けていたのなら報酬がほしいですよね。

 

たくさんの無理をし続けてきた結果得られるものは、今の状態よりもさらにしんどい生活環境だなんて冗談ではありません。

 

報酬もなくさらに支払わないといけないなんて、ほんとにふざけています。

 

 

でも、疲れていることを無視して生活を続けていくと、いつかそんな状態になってしまうリスクが高いです。

 

 

そもそも疲れていることを認めない人、疲れていることを認めたくない人は、『最後までやり通さないといけない!』という価値観を持っている人たちです。

 

どんなに苦しい思いをしていても、すぐに避難するということをしません。

 

途中でやめてしまうことは悪いことだと認識しているので、耐えられるうちは耐えようとします。

 

今までそうやって生きてきたので、我慢をするという癖もついています。

 

避難するという考えが思い浮かぶのが、普通の人よりも数テンポ遅いんです。

 

 

そしてその数テンポの差が致命的なことにつながりかねません。

 

 

避難が上手な人はもう安全圏に避難が完了しているのに、あなたは避難をしようという考えは思い浮かんでいません。

 

普通の人たちが避難を開始し、あなたからどんどん遠ざかって見えなくなってしまってから、あなたは『あれ?これは避難をした方がいいのか?』と考え始めます。

 

 

普通の人たちが安全圏に避難できた頃に、あなたの避難が始まります。

 

 

これだけの差が避難が上手な人と普通の人、そしてあなたにはあります。

 

もちろんあなたの場合は、最後まで避難しないという選択をしてしまうこともあります。

 

 

もう少し自分を大事にしてもいいのではないですか?

 

 

逃げるのは悪いことと認識してしまっているのかもしれませんが、実は逃げることって大切なことなんです。

 

それにあなたの場合は単なる逃げではなく、逃げないとあなたが危険にさらされてしまうような状況ではないですか?

 

 

逃げずにがんばることって苦しさやしんどさがつきまといます。

 

 

それが生きがいにつながるときはありますが、それが身を滅ぼしてしまうときもあります。

 

ときには無理をすることも必要でしょうが、ときには自分に優しくなることも必要です。

 

無理に無理を重ねると大変なことになってしまいますよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

関連記事(一部広告):



しんどいと言えない。きつくてもまだ大丈夫という言葉に置き換えて・・・

努力と頑張りを積み重ねて無理をして。それでもどうにもならない時は?

歳をとると回復力が弱くなる?疲れがとれない理由は本当にそれだけ?

『まだ大丈夫!』って本当に?いつまで?実は危険な思考。

心がしんどい時は無理は禁物!生きているだけでもあなたはすごい!

しんどいなんて言ったらダメだ!もっとがんばらないと!!

疲れているのに気づかなくなったら要注意!頑張りすぎのサイン!

『自分なんか認められない!』では勿体ない!人生を楽しむには?

酷いことをされてもまだ好きで。嫌いになれなくて。憎みきれなくて。

精神的な病気と心の病。家族や周囲が理解してくれない。一人きり。