皆さんは自分が無力だと思った経験はありますか?
自分のことを無力だと思うことはつらいことですよね。一度無力感の沼にはまってしまうと抜け出すのも難しいです。
今回は無力感から抜け出す方法の一つをテーマに書いてみます。
そもそも無力感ってなんでしょう??
このブログでも度々使っている言葉ですが、辞書では・・・
『自分に力がないとわかったとの気持ち』とあります。
すごくあっさりしていますね。
無力感にさいなまれている人がいたら『そんな簡単なもんじゃない!!』と思うのではないでしょうか?
無力感って結構どす黒い気持ちだと思います。
やらないといけないことができなかったり、大切な人が困っているのになにも力になってやれなかったり、周りはすぐにできているものがいくらやってもできなかったり、守りたかったものを守れなかったときなど、そう思う動機は色々あると思います。
思い通りにいかない出来事に遭遇し、必死であらがったけど、それでもうまくいかなった。そのときに『できなかったなー。仕方ないや。』で終われたらいいのですが、そういう風に割り切るのもなかなか難しいものがあると思います。
『ダメだったのは自分の力が足りなかったからだ。』とできなかった自分へのダメ出しが始まり、『なんであのときもっと…』と後悔をするでしょう。
あなたにとって譲れないものであればあるほど、無力な自分が許せないでしょうし、長い挫折が待っています。
簡単に割り切れるものではありません。
だって、
自分が無力じゃなかったらしっかりできていたのだから。
自分が無力だからできなかったのだから。
できない自分は『なんてダメな人間なんだろう。』と落ち込んでしまいますし、不甲斐ない自分に激怒することもあるでしょう。
自分を責める感情が次から次へと湧き出てきます。
苦しい感情や負の感情はたくさんありますが、僕はこの『無力感』って感情が一番怖い感情ではないかと思います。
この感情自体も怖いのですが、この『無力感』って合併症にかかりやすいんです。
負の感情をブラックホールのように引き寄せるんです。
主な感情としては『無価値観』、『自己嫌悪感』、『自己不信感』、『孤独感』、『罪悪感』、『劣等感』、『自己否定感』、『敗北感』、『絶望感』といったものがありますかね?
一つ一つでも恐ろしい感情が引き寄せられ、それらが融合しあって大きくなってしまいます。
心をむしばんでいく、闇へ闇へといざなっていく、深く深い感情です。
普通の人でもこれに感染すると心が弱ってしまいますし、心が弱っている人が感染すると最悪命を投げ出してしまうこともあります。
それほど心を疲れさせる感情だと思います。
この『無力感』からはどうやったら抜けられるんでしょうか??
まず前提として知っていただきたいのは、この『無力感』、ねちっこいです。逃げようとしても簡単に逃がしてはくれません。執着心が強いです。一歩一歩離れようとしてもすぐに後ろについてきます。逃がさないようにと足を引っ張ってきます。危ないヤツです。
そして無力感を引き離すのに時間がかかってしまうと心が大ダメージを負ってしまいます。ここが無力感の厄介なところなんです。
無力感とはいつまでも共存ができません。
振り切るには力が要ります。
その力をどうやって手にするかなのですが、自分だけの力ではなかなかそこまでの力を手にすることはできません。
ですから、
他人の力を借りましょう!
自分が無力だと思ったきっかけを誰かに聞いてもらいましょう。
できればあなたのことをよく知っている人に話を聞いてもらってください。きっとあなたの味方になってくれると思います。
誰かに相談するのが難しいときは以前書いた『相談相手がいないときは』を参考にしていただいたらと思います。
・・・で、その後はどうすればいいのかというと・・・
特に何もしなくていいですよ。言われたことをそのまま疑いもせず素直に受け入れてください。やることといったらそれだけです。強いて言うなら反発しないでください。
本当にそれだけです。
それさえできればあなたの疲れた心はみるみるうちに回復していくはずです。
周囲の言葉は客観的なものでしょうし、あなたを責めてこないのはあなたのことを認めているからです。
あなたが自分を信用できないのなら、周りの人を信用して自信を回復させてください。周りを素直に信じることにより自分も信用できるようになってきます。疑うことをやめると自信が回復していきます。
無力感という恐ろしい感情も、自分や周りを信じることによって克服することができます。
あなたは自分が無力な存在ではないと心の底から思えたとき、今までのあなたより少し強くなったあなたに出会えると思います。
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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