無力感から抜け出す方法②

前回の『無力感から抜け出す方法』で効果がない人、できない人を対象としたその②です。

前回でも説明しましたが無力感というのは非常に厄介な感情です。一度芽生えてしまうと離れにくく、心をどんどんむしばんでいきます。

無力感というのは心を内へ内へと引っ張って行きます。心を重く重くしていきます。




ストレスが溜まりやすく、発散させようにも無力感が常に邪魔をして思うような成果は得られません。

そんなつらい無力感に悩まされているあなたのほんの少しでも助けになれればと思います。

 

前回は正攻法としたら今回は裏技的方法をご紹介します。

 

前回は無力感から抜け出す方法として、『あなたの周りの人の声を信用してください。』と書いたと思います。自分一人では抜け出すことが難しいので周りの力を借りましょうと書いたと思います。(ニュアンスは少し違いますが・・・)

 

これが一番いい方法だと思います。

 

この方法をまずは試してみてください。

それでも無力感から抜け出せずに苦しんでいる方だけ今回の方法を試していただけたらと思います。

 

苦しんでいる相談をすると、ほとんどの人があなたの味方になってくれると思います。

 

「いや、あなたにはあれができるじゃない。」、「できていないことよりできることに目を向けよう!」、「十分がんばっていたと思うよ。」、「どうしようもなかったんだよ。」など様々な言葉であなたの味方をしてくれると思います。

そのときに素直に受け入れることができたらいいのですが、無力感にさいなまれているときは素直に受け入れるのもなかなか難しいんですよね。

 

そんなときはどうすればいいんでしょう??

 

というか、なんで素直に受け入れられないんですかね?

 

・・・

あなたが納得していないからです。

 

他の人がなんと言おうが、あなた自身が納得できていないから、受け入れられないんです。

 

 

あなたは実は頑固オヤジなんです。

周りからいくら言われようと自分の考えは曲げません。

 

そんな人がどうすれば納得できるようになるんでしょうか??

 

思いっきり落ち込んでみましょう!

 

周りの「よくやっているよ。」という言葉は聞き流しましょう!

なにもできない自分を責めてみましょう!

無力な自分は情けないと思いましょう!

 

 

あなたが素直に人の言うことを聞けないのは、あなたが落ち込みたいと思っているからです。

 

落ち込みたいことがあなたのやりたいことなんです。

 

だから徹底的に落ち込んでみましょう。





『もう落ち込むのは嫌だ!』と思うくらい一度落ち込んでみましょう。

 

人の言うことを素直に聞けず疑ってしまうのなら、中途半端に受け入れて『できなかったのは仕方なかったことなのかな?でも自分ができていたら・・・』と悩んでしまうのなら、人の言葉にすがりつきたくなるほど落ち込んでしまうのも一つの方法だと思います。

 

自分が納得いくまで落ち込んでしまったほうが案外、ウジウジと悩んでいるより回復が速いこともあります。

 

頑固なあなたは自分が納得しないとスッキリしないんです。

 

だけど、落ち込みたいのに周りの言葉に少し流されてしまうと、落ち込み状態がほんの少し回復するんです。そのまま回復できたら一番なのですが、残念ながら頑固なあなたにはそれができません。

 

なにもできないんだと落ち込んでいるときは、自分が無力なことに自信を持っているんです。周りの声を信じたいとも思っていますが、心のどこかに疑いがあります。

 

純粋に信用できないんです。

 

 

そんな状態では、周りから言われて少し回復してもまたすぐに下降します。

 

あなたは落ち込んでしまいたいのだから。

まだ立ち直りたいと思っていないのだから。

 

変に悩んでしまうと落ち込んでしまうまでに時間がかかります。

 

 

潜水を想像してみたらわかりやすいですかね?素潜りで5メートル下の貝を取ってこないといけないことになりました。一直線に無心で5メートル下の貝を目指すあなたと、2メートルや3メートル付近で苦しくなり一度浮上しようかと考えるあなた、どちらのほうが先に貝を取ることができますかね?

一番最悪なパターンは途中で苦しくなり浮上しようと方向転換をし、水面に出ようとします。水面まで残り1メートルほどで少し息苦しさが楽になりました。『これならいける。』と浮上しきる前に再度潜っていきます。

 

完全に無駄な動作です。自分で苦しむ時間を増やしています。自分で自分を苦しめてしまっています。

こんな状態にあなたはなっているのかもしれません。

 

 

あなたは一度落ち込んでしまわないと回復に向かいません。

落ち込んでしまうまでに時間がかかるということは、苦しい時間が長くなるということ、立ち直るのに時間がかかるということです。

 

苦しんでいる時間はできる限り短いほうがいいと思います。

落ち込んでしまうというのは怖いことですし、つらいことですが、中途半端な位置で迷っている状態なら一度徹底的に落ち込み、絶望を目指すのも一つの方法ではないでしょうか?

 

あなたのやりたいことなので割とスムーズに落ち込んでしまえることもあります。

落ち込もうとしている最中に怖くなり、立ち直ろうとする力が今以上に発揮され、そのまま立ち直ることもあります。

 

あなたがどちらのタイプなのかはわかりませんが、どちらにしても挫折から立ち直ったとき、今よりも数段素敵なあなたになれるはずです。

幸せになるために落ち込むのもときには良いのではないですか?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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