自分が許せない!この苦しみから解放されるたった一つの方法。

自分が許せなくなってしまう経験をしたことがあるでしょうか?

大きな過ちを犯してしまったときの後悔罪悪感何もできない自分への無力感など、自分を許せなくなってしまうことがあります。

この自分を許せなくなってしまうことって、すごく疲れることなんです。

心がね、攻撃を受けている状態なんです。




誰からでしょう??

 

そう、あなたからです。

 

思い通りにいかないこと、できると思っていたのにできなかったこと、しなければいけなかったことなのにやらなかったこと、そんな出来事に対して自分の無力さを感じたり、『あのときやっていたらこんな結果にならなかったんじゃ・・・』と後悔をしてしまうときに、その感情とともに『自分が許せない!』と思うようになることがあります。

 

自分が許せない・・・

 

これって実は、自己評価がすごく高い人が思いやすいんです。

 

 

・・・
許せないと思うのはなぜなんでしょうか?

 

期待していたのに期待外れの結果だったからです。

 

 

例えば、今日の夕食は贅沢をしようと、普段よりかなり高めのお店で食べることにしました。予約をしていなかったので1時間待ちでした。普段は並ぶことをしないあなたですが、『こんなに順番待ちができるということはよっぽどおいしいんだろうな。』と期待して待つことにしました。でてきた料理はあなたが普段食べているものとさほど変わらない味でした。

あなたは『あー、美味しかったぁ!』と素直に喜べますか?

『美味しかったのは美味しかったけど、こんなものか。期待外れだったなぁ。』とか『なにこれ。高い金払ったのに。こんなのだったら弁当でも買って食べたほうがマシだった。』と思いません?

 

普段と変わらない味だったのに、なんでこんなに不満が溜まっているんですかね??

 

普段より高いお金を払ったからですよね。

高いお金を払ったから、普段より美味しいものが食べられると期待していたんですよね。

それなのに、普段と変わらない味だった。

 

期待を裏切られたから許せないんです。

 

逆に期待していなかったら許せないと思うことはありません。

 

 

夕食は家で卵かけご飯を作って食べました。『なんだこの卵かけご飯は!まずい!こんなことなら食べないほうがよかった!』・・・こんなこと思う人いないですよね?

よっぽどのこだわりがあって、アレンジしているうちに失敗してしまったのならあり得るかもしれませんが、普通に作る分には誰が作ってもほとんど同じ味です。初めて食べる人は別にして、普段から食べ慣れている人には卵かけご飯の味はわかっています。

 

 

許せないと思うのは自分に期待しているからです。

 

 

『こんなことぐらい自分なら簡単にできる。』、『周りもみんなやっているんだから、自分ができないわけがない。』と思っているからです。

 

完璧主義者なわけではありませんが、ある一定範囲までは自分はできるはずだと思い込んでいるんです。

それが実際にはできなかったから、『お前はそれでも俺か!!』と自分が情けなくなり、許せなくなるんです。

 

自分の期待に自分が応えられなかったから許せないんです。

 

 

心ってあなたが思っているよりもデリケートなんです。

このぐらいなら大丈夫だと思って自分を否定し、自分を責めてしまうと、あなたが思っている以上に心は傷ついているかもしれません。

 

心が傷ついてしまうと、心が弱りやすくなってしまいます。

心が弱ってしまうと、自分に価値がないように思えてきます。

 

どんどん悪循環になっていきます。

なにをやってもしんどい状態になり、生きていくことに価値を見出せなくなり、命を投げ出してしまうこともあります。

 

ですから、

自分を責めるのはやめましょう。

自分を否定するのはやめましょう。

 

自分を許しましょう。

 

これであなたの心は健康な状態を保てます。

めでたしめでたし。




・・・では終われません。

 

自分を許せないと感じてしまうほどの強い思いは簡単には消せません。

 

一番いい方法は自分を許せなくなる原因をクリアできれば一番ですが、そんな簡単にクリアできるほど甘いものではありません。

 

自分を許せなく思う理由は様々です。

ですが共通していることして、『簡単には改善できない』があると思います。

 

そもそも普通は、自分が許せないと思う前にそうならないように無意識化で行動しているんです。考えるているんです。

 

自分が許せないと思う状態を作らないように最善を尽くすとでも言いましょうか。

あなたは自分が許せないと思うようになる前には、あなたにはできることをやっていたのです。

後悔しないように、後味が悪くならないように、そのときにできる最善を尽くしていたんです。

 

その結果としてできなかったものが、今回自分を許せないと感じている原因です。

 

これがクリアできるようになるということは、そのときの自分を、過去の自分を乗り越えるということです。

『過去の自分に打ち勝て!』

 

そりゃー響きはいいですが、一番のライバルを超えるということです。

過去の全力の自分に現在の自分の全力が勝たないといけません。1年前の自分に勝つとか、5年前の自分に勝つなら努力次第でできるとは思いますが、それが1週間前の自分ならどうでしょう?あなたは1週間前の自分に勝てますか?

 

 

この自分が許せないと思う感情なんですが、実は弱点があります。

それは・・・

 

実はスタミナがないんです。

 

瞬発力はあるのですが、持久力がないんです。

 

 

イメージとしてはすべり台でしょうか?一番最初に自分が許せないと感じた瞬間から勢いよく上昇し、一定の時間をかけてゆっくりと下降していく。そんな感じだと思います。

自分を許せないという気持ちはとても強く苦しい気持ちです。

ですが実は、自己否定感とか、無力感、罪悪感などのマイナスの感情に比べて、持続力がないんです。幸いなことに。ですが、その分、一瞬のピークは一番強いかもしれません。

 

『許せない』とは怒りの感情の一つです。怒りの感情に悲しみが交わり、『許せない』となります。割合としては9:1か8:2くらいでしょうか?

こうして考えると、持続力がないことに納得しませんか?

 

他人に対して怒りを感じること、イラっとすることはあると思います。我慢しようと思ってもできないほどの爆発的な感情が、心の奥底から湧いてきて、グツグツ、グツグツ沸騰して、その感情を相手にぶつけてしまったことはありませんか?

で、後日冷静になって少し言い過ぎたと後悔したこと、一度はありませんか?

 

これってどうして後になって『言い過ぎたなー。』と思うんでしょう??

 

冷静になったからです。

時間が経過して怒りの感情が弱まったからです。

 

もちろんね、相手の顔を見て思い出して腹が立つということはあると思います。ひどいことをされたら、何年たっても思い出すことはあると思います。

でも、一瞬たりとも忘れずに怒り続けるっていうのは無理です。

 

怒りってそれほど爆発力のある感情です。めちゃくちゃエネルギーを使います。それこそずっと怒りの感情を維持していたら過労死してしまいます。

 

今、自分を許せないと感じて苦しんでいるあなた、なんとかしようとしているあなた、安心してください。

 

この苦しい状態はいつまでも続きません。

 

今が一番苦しい状態です。

 

ここさえ乗り越えれば、あと少し乗り越えれば、安定状態に入れます。元も子もない話ですが、時間が解決してくれます。

 

だからもう少し気軽に考えましょう。重く考えていたらしんどいですよ?

 

今はただ、自分の感情に気づくだけでいいんです。

 

『あー、できない自分に腹が立っているんだなぁ。』と。それだけでいいんです。そこから『自分はダメだ。』、『なんて情けないんだ。』と派生させる必要はありません。

 

許せないと感じている事実だけを今は受け止めましょう。

その感情だけにじっくり向き合いましょう。

 

 

あなたが今することはこれだけです。

 

これだけなら今の心の状態でもなんとかすることができませんか?

 

時が解決してくれるまで焦らず、じっくりと構えて待つ。苦しいかもしれませんが、あと少しの辛抱です。この時間が解決することを待つという経験が将来、あなたの糧となるはずです。

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

関連記事(一部広告):



自分を責めてしまうことをやめられる魔法の言葉

期待を裏切ってしまった。消えない罪悪感を消す方法

しんどいなんて言ったらダメだ!もっとがんばらないと!!

罪悪感を感じてしまうのは

後悔しないためには

助けたいのに助けることができない自分は

折れない心との向き合い方。今の過ごし方。

しなくちゃいけない使命感とやることができなかった罪悪感

自分を責めてくる相手には

お前はよくやった。十分がんばったと言われても・・・