子育てって大変ですよね。赤ちゃんの頃はもちろん、ある程度大きくなるまでは本当に大変です。
自分ではなく、子ども中心の生活をしないといけません。
赤ちゃんや小さい子どもは一人で生きていくことはできないので、自分と子どもの人生を背負わないといけません。
自分の人生が背負えているときは問題ないと思いますが、自分の人生さえ重くて引きずっている人もいます。
それなのにさらに荷物を背負わないといけません。
一般的にはお母さんが育児ノイローゼになりやすいと言われています。
お父さんより子どもと一緒にいる時間が長く、自分一人の時間を持ちにくいからです。
赤ちゃんのうちは本当に子どもから目を離せられません。
少し目を離したすきに命の危険さえあるときもあります。
予想だにしなかったことが起こることもあります。
赤ちゃんのことを第一に考えて生きていかないといけません。
かわいいと思えているのなら、より充実した生活を自分にもたらしてくれますが、なにかのきっかけでそれが壊れてしまったら大変なんです。
赤ちゃん中心の生活が負担になるんです。
子どもを育てることがあなたの負担になるんです。
いわゆる育児ノイローゼですね。
この育児ノイローゼなんですが、実はすごく大変なんです。
がんばり続けないといけないんです。
今日の時点でもうヘトヘトなのに、明日も明後日もこの生活を続けないといけないんです。
気に入らない赤ちゃんだからといって『こいつ、いらねー。』と簡単に捨てることはできません。
ある一定の年齢までは、親は自分の子どもを育てる義務があります。
逃げ場がありません。
やっと寝てくれてほっとひと息つこうとしたら、ギャーギャーギャー泣き出す。
おしっこかなと思って見ても出ていない。ミルクかなと思っても泣き止まない。
あやしてもあやしても泣き止まない。
赤ちゃんがまるでモンスターのように見えてしまい、パニックになってしまいます。
思わず、「泣いてないで説明して!」と言いたくなってしまいます。
・・・
いや、泣くのが赤ちゃんの意思表示なんですけどね。
ただ、こういう思考になってしまうこともあるわけです。
自分ではもう対応できないから。
自分ではやれることはやったのに、それでも泣き止んでくれないから。
赤ちゃんが『お母さん、僕の気持ちわかってよ!』、『お父さん、わたしのことちゃんと考えて!』と要求してくるから。
「もうやってるだろ!」と言い返したくなります。
仕事で疲れているからと育児にまったく無関心の夫。
お兄ちゃんなのに全然言うことを聞いてくれずに、問題行動ばかり起こす子ども。
気分転換に遊びに行こうとすると「子どもをほったらかして遊びに行くつもり!?」と怒鳴ってくる親。
毎日毎日がんばっているのに、「親なんだからして当たり前。」の一言で終わりねぎらいの言葉もない。
友人に食事に誘われたので行ってもいいか尋ねると「親の義務を放棄するのか!?」と飛躍して捉えられる。
ほんとね、ノイローゼにもなりますよ。
『お前らは好き勝手やってるじゃん!?こっちの大変さも知らないくせに!!』と言いたくなりますよね。
友人に相談したり、子育てサロンに行くなどの対応もありますが、育児に理解をしてくれる人が周りにいないとそれさえできません。
出かけること一つにしても気を遣い、電話も必要最低限です。
周りに頼れなくて一人で抱え込み、心の余裕なんかなくなります。
どんどん心が腐っていくのがわかり、周りの能天気さが許せなくなります。
この環境で子育てをしていくことって、かなり大変です。
あなたの大変さを理解してくれないんですよね。
子どもがやっと寝静まった頃に帰ってきて、子どもの寝顔を見て幸せそうな顔をする夫。
『こっちがどれだけ大変かも知らないくせに、幸せそうにするな!!』と言いたくなりますよね?
弟の子育てだけでも手一杯なのに、やんちゃが過ぎるお兄ちゃん。
『お兄ちゃんでしょ!?どうしてそんなに問題ばかり起こすの!?いい子にしてなさい!!』と言いたくなりますよね。
『わたしがこんなにつらいのに、どうしてあなたはそんなに幸せそうなの?』
『わたしが困るところを見て喜んでるの?そんなにママのことが嫌いなの?』
こっちの気持ちを理解してくれないモンスターのように感じてしまいます。
何を考えているのかわからない悪魔のように思ってしまいます。
でもね、これってすごく単純なことなんです。
夫の立場からすると『仕事が大変でもこの寝顔のためならがんばれる。』、『明日からもがんばるぞー!』とエネルギーを充填しているだけなんですよね。
お兄ちゃんの立場からすると『弟のことばかりで、僕のことを全然かまってくれない。』、『ママ、僕をもっと見てよ!!』とお母さんの愛情がほしいだけなんですよね。
ただそれだけのことなんです。
でもこれは、
お母さんが悪いというわけではありません。
お母さんはそういったことにも気づけない、あるいは気づいていても対応できないほど、追い込まれていたんです。
本当は子育てが大変なんだと家族に訴えてみましょう。
それでも聞き入れてくれないのなら、泣きながらでもいいですし、怒りながらでもいいです。
本当はつらかったのだと言ってみましょう。
本当は困っているのだと言ってみましょう。
わかってほしいのだと伝えてみましょう。
あなたは今まで我慢して生活をしてきたのではないですか?
あなたがそこまで追い込まれているのなら、改善をしてもらわないといけません。
あなたが我慢すればいいという話ではありません。
あなたは責任感が強く、真面目でがんばり屋さんなんだと思います。
今までよくがんばってきましたよね。
今もまだ、一人でがんばろうとしていますよね?
でももう、一人で抱え込みすぎるのはやめにしませんか?
もう限界だと主張する権利があなたにはあると思いますよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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