子育てを全くしないご主人のことで悩まされていませんか?
結婚する前は協力的だと思っていたのに、いざ結婚して子どもができるとほったらかし。
子どものことで悩みがあり相談をしても「いいのいいの。子どもは親がいなくても勝手に育つんだから。」とまともに相手にしてもらえないという経験をしたことはありませんか?
幸せな結婚生活を夢見て結婚したはずが、忙しい毎日にただただ追われ、ヘトヘトで一日が終わる。目が覚めると『また一日が始まるんだ。』と思わずため息が出てしまう。『こんなはずでは・・・』と毎日思いながら生活している。
つらいですよね?
ある程度子どもが大きくなれば別ですが、特に乳児や幼児のときには協力者が必要になります。その段階の子どもには世界はとても危険なものです。大人がしっかりと守らないといけません。
ちょっとした気の緩みで、ちょっと目を離したすきに子どもが大怪我をしてしまうこともあります。大人が思いもよらないことをしてしまうのが子どもです。子どもを無事に育てるのは本当に大変なんです。
いまでは少しずつ意識が変わっていますが、『男は仕事、女は家庭』という価値観が日本にはありました。
いまでこそ夫婦共働きが当たり前のようになっていますが、一昔前は『女が働くなんて。子どもをほったらかしにして。』という考えの人も多くいました。保育園に子どもを預けることも『母親がしないといけない役割なのに。育児を放棄している!』と悪い印象を与えることもありました。
家事や育児に協力的な男性ももちろんいますが、『男は仕事、女は家庭』で育てられてきている男性も多いんですね。
男性からこういう発言を聞いたことありませんか?
「俺は結婚したら育児も手伝うよ。」
「僕は家事が得意だから協力するね。」
いい男性ですよね。
「俺は仕事があるから育児は任せた。」
「僕は家事が全然できないからよろしくねー。」
という人も多い中で、すごく協力的な素敵な男性だと思います。
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男性の場合は上の文章、気になることもなく普通に読めると思うんですよ。でも、女性目線からしたら上の文章って結構気になるものだと思います。
手伝う?
協力する?
なんであなたが主体にならないの?
そもそも二人の子どもなのに、なんで第三者目線なの!?
女性の方、ごめんなさい。
男性って無意識に家事は女性がするもの。子育ては母親の役目って思っているんです。もちろんお互い力を合わせてと思っている男性もたくさんいます。ですが心の奥底で育児は女性がするものと思ってしまうんです。
だからサポート止まりなんです。フォローで終わりなんです。
こういう喧嘩したことありませんか?
女性「どうして私ばかりであなたは協力してくれないの!?」
男性「そんなことないだろ?俺も手伝ってるよ。風呂だって毎日入れてるじゃないか?」
女性目線からしたら『お風呂に入れているだけで子育てをしているツラをするな!』ですし、男性目線からしたら『疲れているのにお風呂に入れてやってるんだぞ。手伝ってやっているのに、一体何が不満なんだ!』なんです。
分かり合えるわけないでしょう?
最初のスタート地点から全然違うのに、お互い同じ地点から相手もスタートしていると思っているのですから。
そりゃー喧嘩にもなります。
これがヒートアップすると「○○さんとこの旦那さんはあんなことやこんなこともしてくれるそうよ!」、「お前は専業主婦だろ!あそこは奥さんが仕事してるんだ。お前も仕事をしていたら、俺もそのぐらいのことはするよ!」なんて感じでお互いけなしあってしまうわけです。
女性はくれくれ状態ですし、男性はしているだろ状態です。
つまりはこういうことだと思うんですよね。
子育てを全くしてくれないとあなたが感じているのは。男性からしたら十分やっていると思っているんです。協力者だから。当事者ではないから。
この認識の違いがあなたの心を追いつめてしまうんです。
実際に子育ての負担は女性のほうが大きいと言われています。お母さんはお父さんの何倍もの時間を子どもに費やします。
遊びに行きたくても気軽に外出できません。子どもが泣いていたら自分の用事を中断して駆けつけます。寝かしつけてようやく一休みできると思ったらすぐに起きてしまったり。なかなか気を休めることはできません。
夫に話を聞いてもらおうと思っても、「仕事で疲れてるんだ。またにして。」、「そんなのお前だけじゃないんだ。みんな一緒なんだから。」と流されてしまいます。
そのくせ、子どもが怪我をしてしまうと「お前はなにをやっているんだ!怪我をしたのはお前のせいだ!!」と責めてきます。
お母さんの大変さを、お父さんは知らないんですよね。
もちろん大変なのは理解していますし、お母さんが普段していることもわかってはいます。
知識として。
実際の大変さ、知りません。
追いつめられている葛藤、知りません。
教科書で習ったことしか知らないんです。本当の大変さ、どれほどのつらさかをわかっていないんです。
どうして私ばかりと思ってしまいますよね。口だけは一人前なのに非協力的。イライラしてしまうのわかります。
一緒に育ててるという感覚も薄れてしまうので、『私がしっかり育てないと!』と抱え込みすぎてしまうこともあるかと思います。育児ノイローゼにかかってしまうこともあります。
つらいですね。
ただ、ここでヒステリックになってしまったら、味方であるはずのお父さんが敵になってしまいます。
「○○さんのとこと、○○さんのお父さんは・・・なのにあなたは・・・」
これね、一番男性が聞きたくない言葉だと思うんです。『俺だってやってるだろ!』とか『俺を選んだのはお前だろ?』と言いたくなってしまうんです。
家庭での父親の役割は大きいものです。敵に回してもデメリットしかありません。
お母さん、子育てで大変だとは思うのですが、
もう少しだけお父さんのできているところを見てあげてくれませんか?
子育てなのだから二人でするのは当たり前なのかもしれませんが、お父さんがしてくれたことに「ありがとう。」とお礼を言ってあげてください。
なんでお礼なんか言わないといけないんだと思うかもしれませんが、この一言を伝えるだけで、お父さん、ものすごく協力的になりますよ。
男性はどうしても子育てを手伝っているという考えが頭の中にあります。それなのにお礼も言われずに当たり前のように扱われ、よその家と比較される。これでは積極的に子育てに関わろうという気になりません。
お母さんの「ありがとう。」でお父さんは救われます。
その一言でお父さんのやる気が違ってきます。
『なんでこの人と結婚したんだろう?』と嘆いてもあなたにいいことはなにもありません。
お父さんをやる気にさせるほうが何倍も有益です。一人で苦しまず、巻き込んでしまいましょう。子育てをしているお父さんを見て『やっぱりこの人でよかった!』と思えるようになるかもしれませんよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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