どうしてこうなった?こんなはずじゃなかったのに・・・

『どうしてこうなった?こんなはずじゃなかったのに・・・』って思ったことはありませんか?

思い描いていた結末になると思っていたのに、全然違う結末、最悪の結果と言っていいほどの場所に来てしまった。

 

これってつらいですよね?





ものすごくやるせない気持ちになりますし、自分が不幸のどん底にいるように錯覚してしまいます。

周りのすべてがうらやましく思い、世界に怒りを抱くようになります。

 

『どうして自分なんだ!?ただ真面目に生きてきただけだろ!?』、『俺なんかより不幸になるべき人間はたくさんいるだろ!?』、『なんで私よりがんばっていないアイツが幸せを手にしているの!?』

 

・・・
暗いですよね。妬みがひどいです。

 

『こんな思考だから幸せになれないんだ。』と思う人も多いと思います。

 

 

実際にこの思考にいる間は、幸せは感じにくくなっています。

 

不幸には人一倍敏感で、幸せには人一倍鈍感です。

 

 

でもね、この状態になってしまったことは一つの事実を表しているんです。

それは、、、

 

あなたがすごくがんばってきたこと。

 

 

希望する未来、期待していた未来があって、それに向かって一生懸命行動してきたんですね。

だけどそれが希望する未来に届かなかった。期待していた未来とは全然違う結果になってしまった。

思い描いていた未来とは違う未来に来てしまった。

 

 

報われなかったんですよね?

 

あれだけがんばってきたのに。

 

どこで道を間違えたのでしょう??

 

 

もっといい未来にたどり着けるはずだと思っていたのに、なんでこんな現在になってしまったんだろうとやるせなくなってしまいます。

 

急に泣きたくなることもあります。

人生に絶望してしまうこともあります。

どうして自分ばかりこんな目にあうんだろう?

どうして自分だけがこんなに不幸なんだろう?

 

憤りと怒り、悔しさ、やるせなさを感じてしまいます。




でもこれは、

あなたが一生懸命生きてきた証拠でもあります。

 

 

一生懸命行動してきたんです。がんばってきたんです。

一生懸命がんばってきたから、結果に期待をしてしまったんです。

 

でもそれが報われなかったんです。

期待していた報酬に届かなかったんです。

 

 

がんばっていなかったら、『こんなはずじゃなかった。』なんて思うことはありません。

 

『どうしてこうなった?』と思うのは、あなたががんばってきた証拠です。

 

 

なにも努力もせず、なにもがんばらずに生きてきたのなら、こんなやるせない思いなんてしないんです。

 

だから、こんな思考になってしまう自分を醜いとさげすむこともありません。

そういう風に考えてしまうのは、ごく当たり前のことです。

 

 

さて、それでは、こういう思考に陥ってしまったときの対処法なんですが、、、

 

今のこの結果を受け入れるしかありません。

 

不本意な結果を認めるしかありません。

 

・・・

・・・

それができないから苦しんでいるのですが、『こんな結果は認められない!』とここでさらにがんばってしまったら余計に報われなくなります。

 

飢えてしまいます。

渇いてしまいます。

何度食べたところで、何度飲んだところで、飢えと渇きはおさまりません。満たされません。

 

あるのは怒り、悲しみ、恨み、憎しみです。

この黒い感情に支配されてしまい、ますます幸せを感じなくなってしまいます。

底無し沼にはまったように、もがけばもがくほど沈んでいきます。

 

そうならないためには今を受け入れるしかありません。

 

・・・

・・・

でもね、これがなかなか難しいんですよね。

 

願っていた未来と全然違うところにいる現在だから。

やるせない気持ちになってしまうほど、遠い場所に来てしまっているんだから。

 

これを認めることって、その場所に満足するということです。

自分ならもっと素敵な場所に行けると思っていたのに、こんな汚ないちっぽけな場所が自分にはいいんだと認めないといけません。

 

がんばっていなかったら認めることにそれほど抵抗はありませんが、皆さんはがんばってきました。今も一生懸命がんばっています。

これを認めることって、すごく悔しいです。

 

もっといい場所に行けていたはずなのに、こんなところでいいと思うなんて、妥協をすることになります。

難しいです。

 

 

でもね、これをしないと心は腐っていくばかりなんです。

これができないとドンドン苦しくなってしまいます。

 

 

いきなりね、『この場所が大好き!』となる必要はありません。あなたの理想の未来とは別のところにいる現在なのですから。

『なんで?』、『どうして?』という気持ちは簡単には消せません。

 

一生懸命生きてきた人ほど、そして望んでいた未来がしっかりあった人ほど、この気持ちは大きくなります。

理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、現実を認めることは難しいことです。

 

あのときああしていれば・・・

あそこで違う選択をしていたら・・・

 

そんなこと思ってもどうしようもないことはわかっていても、簡単には割り切れません。

 

・・・

だけど、今の場所はそんなに最低の場所ですか?

 

たしかに理想とはかけ離れた場所かもしれません。

その理想の場所に行くために、あなたは一生懸命生きてきたのかもしれません。

現実に絶望しているかもしれません。

 

 

でも、今の場所のこと、ちゃんと見えていますか?

 

どんな環境にあなたがいるのか、ちゃんと把握できていますか?

そこが本当に最悪の場所で、何もいいところがないというのは意外と少ないものです。

その場所にもいいところはあると思います。

理想が高すぎて、そのいいところが見えなくなっているのかもしれません。

 

 

もう一度あなたがいる場所はどんなところか確認してみてください。

 

つい見落としがちになってしまいそうな細かいところまで、丁寧に確認してみてください。

 

 

つらいと思っているときは視野が狭くなっています。

視野を広くすることを意識してみてください。

 

つらいことばかりが見えている状態はしんどいです。

 

本当にその場所には幸せはありませんか?

小さなことでもなにかあるのではないですか?

 

今ある幸せに少しずつ気づいてあげませんか?

その場所を失ってしまってから後悔をすることになるかもしれませんよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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