悲しくて仕方ない!悲しみに押し潰されそうになったときは?

どうしようもなく悲しくて悲しくて仕方がない気持ちになったことはありますか?

 

これって本当に大変ですよね。

 

胸がズキズキと痛むし、「ああああーっ!!!」と思わず叫びたくなるほどの強烈な感情が流れてきます。

何をしていてもモヤモヤです。イライラです。




この悲しくて仕方ないときって、自分をなんとかコントロールしようとするんです。

 

悲しみにとらわれてしまわないように。

怒りに身を任せてしまわないように。

 

自分をなんとかして保とうと、流れ込んでくる感情に反抗するんです。

 

それが余計に自分の心を苦しくしてしまうんです。

 

 

あのね、

 

悲しくて仕方ないときは、しっかり悲しまないといけないんです。

 

悔しくて仕方ないときは、しっかり悔しがらないといけないんです。

 

 

たしかに、その感情を抑え込む技術や平静を保つ方法はいくつかあります。

でも結局それは、自分の心を押し殺してしまうことになるんです。

 

つまり我慢してしまうことになるんです。

 

 

どうしようもなく悲しくなってしまうのは、今まで我慢して、我慢して、我慢していたものが、ふとした瞬間にはじけてしまったからなんです。

 

それをさらに我慢して押し込んだところで、あなたの負担は大きくなります。

 

 

次に悲しみが襲ってくるときは今回の分もプラスに上乗せされます。さらに強い感情で襲ってきます。

 

そのときはさらに我慢をしますか?

 

 

我慢をずっと続けていけば、悲しみに流されてしまうことはありませんか?

ずっと我慢をしていけば、いつかは悲しみを忘れることができますか?

 

それの積み重ねが今のあなたではないですか?

 

 

あなたは今まで悲しいことがあっても自分をコントロールし、制御してきたのではないですか?

 

 

あなたは普通の人よりも、我慢をする技術がすごく高いのだと思います。

どうしようもないほど抱え込んで、動けなくなるほど溜め込んで、それでも我慢をしてきたのではないですか?

 

 

それが限界を迎えてしまったんです。

 

だからこんなに悲しいんです。





今までに我慢して溜めていたものが、容量がいっぱいになり、こぼれだしてきたんです。

この場合は感情にフタをしてはいけません。

フタをしたところですぐに外れてしまいます。

 

 

悲しい感情と向き合いましょう。

 

 

スッキリするまで感情をこぼしましょう。

 

自分の気持ちから目をそらさず、真剣に向き合いましょう。

 

自分の気持ちをしっかり理解してあげましょう。

 

 

悲しい思いをするのは皆つらいものです。

悲しい思いなんかしたくありません。

 

だけど、悲しい思いなんかしたくないからといって、その思いにフタをして見て見ぬふりをしても意味はありません。

あなたの深い部分に悲しみが蓄積され、大変なことになってしまいます。

 

 

部屋が汚れているからといって、押し入れにゴミを次々に押し込んでいったらどうなりますか?

ぷーんと匂いますよね。

ずっと放置していたら悪臭が充満してしまいます。

次にゴミを押し込もうとして押し入れをあけたら、ドバーッとあなたに大量のゴミが襲い掛かってきます。それこそ量が多ければ身動きすることさえできず窒息するほどの。あなたは臭いゴミの中で一生を終えます。

 

悲しみを我慢して押さえつけてしまうと、そんな状態になってしまいます。

 

 

悲しくて仕方ないときは、しっかり悲しみましょう。

 

我慢なんかする必要はありません。

気丈に振る舞う必要もありません。

 

自分は悲しいんだということに気づいてあげましょう。

 

 

心はあなたに気づいてほしくて悲しいという感情を発しているのに、あなたが無視をしてしまったら心は弱ってしまいます。

 

家族が悲しそうにしていたら、どうしたのか不安になりますよね?

恋人が悲しそうにしていたら、こちらまで悲しくなりますよね?

友人が悲しそうにしていたら、自分を頼ってほしいと思いますよね?

 

 

大切な人が悲しそうにしていたら、優しく声を掛けますよね?

素知らぬ顔をしてほっておかないですよね?

 

あなたは他人には優しく声を掛けられても、自分のときは素知らぬ顔で無視するんです。

 

 

どれだけ自分のことが嫌いなんですか?

 

自分に対して厳しすぎますよ?

 

 

心が悲しんでいるときは無視をせず、悲しい思いをしている自分にしっかりと向き合ってあげて下さい。『悲しいんだね。』と共感をしてあげて下さい。

『悲しむな!』と冷たく突き放さないでください。

 

それほどまでに悲しくなることって、普通はないんですよ?

 

 

あなたががんばって、無理をして、我慢して、それでもまだがんばっているから悲しくなっているんです。

あなたはそこまでがんばったんです。

 

 

悲しさに押し潰されそうだからといって、それを克服しようとは考えないでください。

悲しみをコントロールする方法はたしかにあります。

あなたも普段は使っていたはずです。

 

むしろ今回の悲しみは、そのコントロールが上手さが生んでしまったものなんです。

 

本当は、悲しさに押し潰されそうになる前に気づくべきだったんです。

あなたがどれだけ悲しい気持ちを感じていたのかを。

どれだけ悲しみを我慢するためにがんばっていたかを。

 

 

悲しみに押し潰されそうになってしまったら、一度悲しみに押し潰されてください。

 

すごく怖いことでもありますが、目をそらさずに向き合ってください。

とてつもない悲しみかもしれません。

ですが途中でとめようとしないでください。

悲しみを出し切ってください。

 

 

その悲しみはあなたが今までがんばってきた証拠です。

 

その悲しみは今もあなたががんばろうとしている証拠です。

 

 

それほどまでにあなたはがんばってきたんです。

それほどまでにあなたはがんばろうとしているんです。

 

今は悲しみに向き合ってあげませんか?

こんなときぐらい自分に優しくしてもバチは当たりませんよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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