心が弱っていると感じることはありませんか?
ちょっとしたことなのにすごく引きずってしまったり、今までは気にもしなかったことを気にするようになってしまった。
毎日一生懸命生きているんだけど、すごく疲れてしまう経験はありませんか?
『どうしてこんなことに?』、『もっとがんばらないといけないのに!』、『なんで動けないんだ!』といった自問をしたことはありませんか?
甘えている自分が不甲斐なくて、そんな自分に納得しようとする自分が許せなくなってしまったことはありませんか?
これね、
甘えじゃないんですよ?
心がSOSを出しているんです。
『どうしてこんなことに?』は、あなたがそこまでがんばってしまったからです。
『もっとがんばらないといけないのに!』は、そう思っていてもがんばれないほど気力を消耗してしまったんです。
『なんで動けないんだ!』は、動かせるほどの体力が残っていないからです。
あなたの心は40度の高熱でフラフラなんです。
それなのに、『いや、そんなのは気のせいだ!怠けるな!動け!!』、『病は気からだ!根性が足りないから弱っているんだ!そんなの気力で治せ!!』とビシビシとムチでしごいているんです。
そんなあなたが、甘えているだけの人ですか?
僕にはめちゃくちゃ厳しい人に見えるのですが。。。
それこそ鬼や悪魔のような人に。
あなたは、本当に甘えているのですか??
答えを言いますとね、
自分に甘い人は心が弱りません。
自分に厳しい人が心が弱ります。
自分に甘い人は自分のことを許せます。どんな自分でも受け入れることができます。心が泣いていたら『おー、よしよし。悲しいんだね。わかるよ。だって、・・・だったもんね。そりゃ悲しいよ。』と心に寄り添えます。
自分に厳しい人は自分のことを許せません。自分が描いていた結果に届かなかったら、自分を受け入れられません。心が泣いていても『何を泣いているんだ!お前の努力が足りなかったからだ!お前には泣く価値すらない!!お前にはほんとに幻滅した!』と心を突き放します。
あなた、自分のこと、許せていますか?
あなた、自分のこと、受け入れられていますか?
あなたは、本当に、自分に甘い人ですか?
自分に甘いのなら、こんなに苦しんでいないんじゃないですか?
苦しい自分を優しく慰めてあげるでしょう?
あなたがこんなに苦しんでいるのは、苦しい自分をあなたが見放しているからです。
甘やかしたらダメだとあなたが放置してるからです。
自分の子どもが泣いている姿を想像してください。女の子でも男の子でもかまいません。あなたは外出していました。家に帰ったら5歳くらいの子がわんわんとすごく悲しそうに泣いている光景をイメージしてください。
抱きしめてあげるでしょう?
何が悲しいのか聞いてあげるでしょう?
それをあなたはしていないんですよ?
わんわんと泣いている我が子を素通りして、横になってテレビを見て笑っているんです。
子どもが悲しみに気づいてほしくてさらに声をあげて泣くと「うるさい!!テレビが聞こえないだろ!!黙れ!!」と怒鳴るんです。
最低ですよね?
これがあなたです。
もう少し自分に甘くなってもいいのではないですか?
あなたはがんばってきたんですよ?
心が疲れてしまうほどに。
そんな自分を少しぐらい労ってあげてもいいじゃないですか?
たしかにこれをやりすぎると、自分にすごく甘くて他人にはすごく厳しい人になってしまいます。
でもだからといって心が弱ってしまうほど、自分を律する必要はないと思います。
あなたは他人には甘くて、自分にはすごく厳しい人になっています。
意識して自分を甘やかしてあげるくらいがちょうどいいんです。
多分あなたが『自分のことを甘やかしすぎてしまった。』と感じるぐらいが、世間一般の普通なんです。
それぐらい甘やかしてあげるぐらいがちょうどいいんです。
心が弱っているときは、疲れを癒してくれるものを求めます。すがりつけるものを探してしまいます。
それが見つからなくてさらにしんどい思いをしてしまうこともあります。
なら、自分がなってあげましょう?
あなたは今、自分に拒否されているから他にすがりつくものを探しているんです。
けれどもそれが見つからなくて苦しんでいるんです。
なら、自分がなってあげましょう。
・・・
・・・
とはいえ、急には無理です。
それができていたら、あなたはここまで心が弱くなっていないのですから。
それができなかったからこそ、あなたの心はここまで弱くなってしまったのですから。
急に変わろうとしてはいけません。
【少しずつ】、【ゆっくり】、【焦らず】
この3つがポイントになります。
まだ少しの期間苦しさは続きます。
今でさえ耐えられないくらいなのに、まだ耐えないといけません。
ここまでがんばってきたあなたなのに、まだがんばらないといけません。
ですがここで意識を変えなければあなたは、まだまだ苦痛に耐えていかないといけません。
どこかに依り代が見つかるか、あるいは耐えきれなくなって自殺をするまで。
自分に優しくなれるよう意識していきましょう。
自分に厳しくなりすぎてもいいことなんかないです。
あなたは自分に厳しくなりすぎて、自分のことを虐待しているんですよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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