悲劇のヒロイン症候群、すごい名前ですね。名前からして近寄りがたいオーラがありますが、これ、僕もある人に言われたことがあります。僕の場合は男なので悲劇のヒーロー症候群でしょうか?(というか、最近言われたのでこれを題材に書いているわけですが。)
悲劇のヒロイン症候群、名前からして連想できると思います。自分は悲しい劇のヒロインだと思ってしまうことです。そのまんまですね。
症状としては
①自分は不幸なんだと他人に過剰にアピールする。
②幸せになるのが怖い。
③周囲の同情をひこうとする。
④自己中心的な性格で自分だけがかわいい。
⑤目立ちたがり屋。
⑥周囲から心配してもらわないと不安。
⑦他人の不幸に嫉妬する。
⑧自分が世界で一番不幸でなくちゃいけないと思っている。
⑨本人は悲劇のヒロイン症候群になっていることには無自覚。
・・・といった症状があるらしいです。
上で書いた症状・・・どうでしょうか?いくつ該当しますか??
僕の場合は
①自分は不幸なんだと他人に過剰にアピール・・・このブログには不幸自慢ととれる内容も書いていますが、現実ではそんなアピールしたことないです。ちなみに相手はこのブログのことを知りません。
②幸せになることに対する恐怖・・・ありません。
③周囲の同情・・・僕はどっちかというと同情なんかしてほしくないと思う人間です。
④自己中心的な性格で自分だけがかわいい・・・これはその相手からはよく言われます。
⑤目立ちたがり屋・・・う~ん、微妙ですね。あまり目立ちたくないと思っているけど、内心は目立ちたがり屋なのかもしれません。
⑥周囲から心配してもらわないと不安・・・ありませんね。
⑦他人の不幸に嫉妬・・・ありません。
⑧自分が世界で一番不幸でなくちゃいけない・・・考えたこともないです。
①から⑧の中で僕が該当している、あるいはしているかもって悩むのは①、④、⑤の3つですね。これってどうなんでしょうか?悲劇のヒロイン症候群に該当するんでしょうか?
個人的にはこの3つってある程度は誰にでも当てはまるんじゃないかと思うし、3つ該当したくらいなら悲劇のヒロイン症候群じゃないと思うんですが、⑨が怖いですね。
⑨無自覚・・・
この言葉、怖いですね。無自覚って自分では自覚できていないってことですから、無自覚って言われると「違う。そうじゃない!」と断言できませんね。
すみません。本題に入ります。
悲劇のヒロイン症候群にも2種類あります。
(ア)不幸な自分に酔っていて、大して不幸でもないのに誇張する。そして周囲から同情をひいて相手にしてもらうと満足する。
この場合は別にこのままでいいと思います。
ちょっとかまってちゃんかもしれませんが、それがあなたなんですから、特に困ったことがなければ治さなくてもいいと思います。
ある意味、自分が不幸だと思っていることが幸せなのだから。『あー、わたしはなんて不幸なんだ。』と考えているときは幸せなのだから。
幸せを感じられるのは生きていくうえで重要な要素です。自分が幸せならそのままでいいですよ。
(イ)幸せになることに罪悪感があり、自分なんかが幸せになっていいのだろうかと恐怖する。
この場合は少し問題があるかと思います。不幸を幸せだと感じていない、不幸を不幸だと感じている人ですね。
不幸から抜け出したいのだけど、幸せになる勇気がなく、日々、苦しんでいる。
この状態はものすごくつらいと思います。
二つのパターンがある悲劇のヒロイン症候群ですが、この症状で悩んでいる方の多くは(イ)のタイプではないかと思います。
幸せを感じているときはあまり悩みもないものです。
苦痛を感じているときに悩みがでてきます。
ただね、この悲劇のヒロイン症候群の最大の特徴としては、(ア)のタイプのほうが知れ渡っているんです。
(イ)のタイプは不幸をアピールしません。苦しいから。本当に悩んでいるから。
(ア)のタイプは相手に自分が不幸だとわかってもらうことが幸せなんです。アピール上手です。
悲劇のヒロイン症候群で調べてみると圧倒的に(ア)のタイプのことを書いてあることが多いんです。
悲劇のヒロイン症候群は(ア)のイメージで世間に伝わっています。『大したことでもないのに、大げさに表現をして周囲の同情をひこうとしているイヤなやつ』というように捉えられています。
他人からは理解されないことも多いんです。
あなた自身がどれだけ悲しんで、傷ついているかも理解してもらえずに、大げさだというイメージを持たれます。
相談をしても『そんなことぐらいで・・・』とあしらわれてしまうこともあるでしょう。『そんなこと』に真剣に悩んでいるのに。
理解者がいるのといないのとでは、精神的負担が全然違ってきます。理解者がいないと孤独を感じ、一人で闘い続けなければなりません。自分の味方がいない状態で闘い続けると心にも大きな負担になります。
そんな状態をなんとか抜け出したいですよね??
さて、その抜け出す方法なんですが、
『自分は幸せになっていいんだ。』、『自分は幸せになる資格があるんだ。』と言い聞かせましょう。
それだけです。
・・・
・・・
『それができないから困っているんだ!』、『そんなことあんたに言われなくてもわかってる!』という声が聞こえてきそうですが、これが一番確実な方法なんです。
ただし、10回や20回言い聞かせたぐらいでできないと思い込まないでください。
毎晩寝る前の5分間、心を落ち着かせて『わたしは幸せになってもいいんだよ。』と言い聞かせてください。
それをまずは1週間試してください。
1週間続いたら1カ月を目指してください。
今のあなたは自分に『お前は幸せになってはいけない。』と暗示をかけられている状態です。
悲劇のヒロイン症候群から脱出するためには、その暗示を解く必要があります。
その方法が『幸せになってもいい。』と自分に言い聞かせることです。
暗示を上書きすると言ったほうが正しいかもしれません。
この方法はやれば誰でもできます。効果がない人なんていません。
誰でも確実に効果があります。
ただ、「何回かやって効果がでなかった。」と途中であきらめてやめてしまう人も多いんです。
寝る前の5分でも結構負担ですしね。
どこまで真剣にやれるかです。
今回の解決策はできるかできないかではなく、どれだけ続けることができるかがカギになります。
人によって個人差はもちろんありますが、継続することで悲劇のヒロイン症候群からは確実に抜け出せます。
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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