何もできない自分に嫌気がしたことはありませんか?
人より劣っている自分に吐き気がしたことはありませんか?
無力な自分に絶望してしまったことはありませんか?
『どうして僕はこんなことすらできないんだ。』、『どうしてわたしはこんなにダメな人間なんだ。』とクヨクヨしてしまったことってありませんか?
これって結構精神的にきついものがありますよね。
落ちこぼれの自分が惨めで悔しくて。だけど今すぐどうにかなるほどの軽い問題じゃなくて。
こんな自分からすぐに抜け出したいのに、出口ははるか彼方。
コツコツと行けばいいと思っても、難しいものがあります。
だって、
コツコツ行っている間も苦しいのだから。
今すぐどうにかしたいのだから。
「これを続けたら5年で出口に辿り着けます!」と言われても全然嬉しくありません。
『5年なんて長過ぎる!』って思うでしょ?
こんな苦しい状態が5年も続くのかと思うとゾッとします。(ひどい場合は数十年続きます。)
今でさえ限界なのに、そんなにもつはずがありません。
なんとかしたいけど、どうにもできないから、精神的にはかなり苦しいです。
それだけあなたは今まで無理をしてきたんです。
そんなになるまでがんばってきたんです。
自分に何度も裏切られて、それでも自分を信じて、その度に自分に失望して。そんな生活を続けてきたんです。
今も続けているんです。
自分の欠点ばかりに目がいってしまうと、人生は途端に苦しいものに変わります。
自分の欠点ばかりに目がいってしまうと、自分を責めてしまうことも増えてしまいます。
自分を責めてしまう傾向にある人は、完璧主義の人間が多いです。
完璧主義とまではいかなくても、できない自分が許せない人です。
『別にできなくてもいいじゃないか。そんなのができないくらいで死にゃしない。』といった思考が苦手な人です。
別にできなくてもいいんじゃないですか?
あなたは死んでないでしょ。
できなくても死にはしないんです。
できなかったせいで最悪の結果になった?
そんなのどうでもいいことじゃないですか。
あなたには力がなかっただけです。
これを認められないから苦しいんですよね。
『自分ならなんとかできたはずだ!』とあなたは思っているんです。
あなたが一番、あなたに期待しているんです。
自己評価、めちゃくちゃ高くないですか?
あなたは所詮はあなたなのに、自分のことをスーパーマンだと勘違いしているんです。
自分を責めているときって、自信がドンドン失くなっていきます。自己肯定感が弱くなっていきます。
でも、その最初のスタート地点は、あなたが自信過剰だっただけです。
『俺は特別だ!』、『僕は他の人とは違う!』
スタート地点はこれです。
自分は特別だから、できないはずがないんです。
自分の本当の力を出せたら、できなかったはずがないんです。
・・・
なんか、めちゃくちゃ恥ずかしくありません?
穴があったら入りたくなりません?
自信がなくなってしまった原因は、あなたが自分に過剰な自信を持っていたからです。
身の程をわきまえてなかったからです。
自分ごときと最初から思っていたら、自分を責めてしまうこともないんです。
だって、自分ごときには最初からそんなことできるはずがないことだったんですから。
100メートルを10秒で走れない自分を責める人はいないでしょう?
誰も自分が、100メートルを10秒で走れるようになるとは思ってもいないですよね?
あなたは自分が100メートルを10秒で走れると思っていたけど、走れなかった。
ただそれだけのことなんです。
もう少し自分のハードルを下げていきませんか?
あなたは自分で思っているほど万能ではないし、完璧でもありません。
できないことがたくさんあってもいいじゃないですか。
ダメな自分でもいいじゃないですか。
無力な自分でもいいじゃないですか。
そんなことを言っていたら成長できませんか?
負け犬思考になってしまいますか?
これね、あなたの勝手な思い込みなんです。
あなたの価値観で考えているだけなんです。
別にいいんですよ?
できない自分を受け入れても。
ダメな自分を受け入れても。
無力な自分を受け入れても。
あなたの人生なのだから、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
それにね、これらを受け入れることってあなたが考えている以上にメリットもあるんです。
成長できないとあなたが思っているだけで、受け入れることによって自分の新たな一面が見えてくることもあります。狭い視野でしか見ていなかった世界を、広い視野で見ることができるようになります。
負け犬思考ってあなたが思っているだけで、この思考ができるようになった人はノビノビと生きていけるようになっていきます。
人生を楽しむことができるようになります。
今のあなたよりよっぽどいいと思いませんか?
あなたが今苦しい思いをしているのならそれは、自分に対する期待値が大きいからです。
この苦しい状態でも自分が成長したらいいと考えているからです。
残念ながら世の中そんなに甘くありません。
そんなに簡単に成長できません。
あなたは一生懸命がんばってこの状態なんです。
今の時点での限界値です。
結果だけを見て自分の能力を責めるよりも、がんばってきた過程に目を向けてみはいかがですか?
あなたはあなたが思っている以上にがんばってきたはずです。
そろそろそんな自分を認めてあげてもいい頃ではありませんか?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
関連記事(一部広告):
なにもしてあげられなかった無力な自分。後悔と罪悪感。