燃え尽き症候群とは?どうしてこんなにもやる気が出ないの?

燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)・・・改めてこの名前を考えると怖くないですか?

燃えて尽きるんですよ?まだ生きているのに。

生きているうちに燃やされて灰になってしまう、、、想像したらゾッとしますよね?

 

今回はこの燃え尽き症候群について書いていきます。




燃え尽き症候群とは、これまでなにか一つのことに打ち込んで意欲的だった人が、ある日突然、その意欲がなくなってしまうことを言います。

意欲がなくなるだけならまだいいのですが、燃え尽きという名前通り、無気力になってしまいます。

 

炎をイメージしてもらえばわかる通り、炎の勢いが強ければ強いほど、火が消えてしまったときの喪失感は大きくなります。

なにか一つのことに打ち込んでいればいるほど、それを失ってしまったときの喪失感は大きくなります。

 

一般的には定年を迎えたお父さんが有名ですかね?

 

毎日毎日、家族のために仕事を一生懸命がんばっていたお父さん。定年を迎えることになりました。「これからはゆっくりしてね。いままでお疲れ様。」と言いたいのにお父さんの様子が最近ちょっとおかしい。元気がない。気力がないように思う。自分のやりたいことをしてほしいのに、特になにもせず、ぼーっとしていることが増えた。

こういった状態のことですね。

 

今まで打ち込んでいたものが急になくなった状態。

生きがいを失ってしまった状態と言い換えることができるかもしれません。

 

 

お父さんは家族のために仕事を一生懸命することが生きがいだったんです。口では「嫌だなー。また明日から1週間仕事をしなくちゃいけないのか。」、「会議が予定よりも3時間もかかってヘトヘトだー。」、「来週の日曜日、接待ゴルフなんだよ。休日くらいゆっくり休みたいのになー。」と、不満を口に出していても、それを家族のためにするのがお父さんの生きがいだったんです。

自分の役割だと認識していたんですね。

ですから、その役割を取り上げられてしまったお父さんは、なにか居心地が悪いんですよね。

 

一般的にはこれが燃え尽き症候群のイメージなのではないでしょうか?

でもね、これ、実は軽度の燃え尽き症候群なんです。

 

 

重度の燃え尽き症候群は、実は退職前、仕事をバリバリこなしているときにかかります。

 

 

重度の燃え尽き症候群は、いくらがんばっても変わらない現状、自分の期待している結果が得られない、それでもそれをこなしていかないといけないといった、極度のストレスが原でかかります。

なんとかしよう日々がんばっているのに、満足感や達成感を感じることなく、追い込まれてしまい、無気力でなにもしたくない状態になってしまうんです。

 

この状態はただただ疲労を感じてしまうだけになり、感情も鈍くなってしまいます。

 

 

軽度の状態だと『どうもなにかやる気が起きないなー。』と自覚できます。そしてこのままじゃ駄目だと、自分を奮い立たせて行動しようとします。

だけど、心が無理してがんばっている状態だから、思うような結果がついてこない。

言ってみれば自分にやらされている状態だから。やりたいと思って行動しているわけではないので、思うような結果はでません。



燃え尽き症候群のときは下手に行動しないほうが早く回復します。

 

 

燃え尽き症候群のときはなにもしなくていいです。

 

 

この状態で無理になにか行動しようとしてもいいことはありません。『やる気もなく1日ダラダラしてしまったなー。』と今の自分をありのままに受け入れてください。

決してそんな自分は駄目だと思わないでください。

 

感情を挟まずに、ただただ事実だけを認識する。

 

これが次へのステップにつながります。この受け入れるというのが意外と難しいものなんですが、それだけあなたの心が疲れているんだと思って取り組んでください。

 

 

今は少し休みましょう。

 

 

あなたは今までなにかに対してがんばってきたのだから。

 

一生懸命取り組んできたのだから。

 

 

今はその疲れを癒すときです。

 

 

あなたの心がどう思っているのか向き合いましょう。

 

 

不安になりますか?

 

大丈夫です。

 

 

あなたは燃え尽きたままの人間で終わりません。

 

 

心が癒えたとき、必ず心があなたに語り掛けてきます。『○○がしたい!』、『そろそろしてみようかな。』と。やりたい気持ちがでてきます。行動に移るのはそのときでいいんです。そのときのあなたは、きっと自分でも信じられないような力が発揮できると思います。

 

心には回復力があります。

 

あなたは近い将来復活します。

 

 

だから今はそれを信じて自分を労わってください。

 

 

燃え尽き症候群になるのは、あなたが真剣に物事に向き合ってきた証拠です。

そんな頑張り屋さんのあなたはとても魅力のある人間だと思います。だから今はしっかりと心と身体を休めてくださいね。

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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