認めてもらいたい人に認めてもらえない。承認欲求の制御法。

皆さんは自分のことを認めてもらいたいと思う相手がいますか?

家族や恋人など自分にとって近い距離にいる相手だったり、尊敬している相手やまったく褒めてくれない上司などいろいろですが、どの相手にも共通していることは、

 

あなたは相手の評価に満足していないということです。





まったく自分のことを認めてくれない相手、それどころか下に見ている相手には、対等に見てほしいと思います。

自分のことをその他大勢のように思っている相手には、自分はその他大勢ではないことをわかってほしいと思います。

あなたのことを認めてくれていて特別だということがわかる相手には、自分はもっとできるんだということを気づいてほしいと思います。

 

『わたしはもっとできる!正しい評価をしてくれ!!』

 

なんです。

 

相手の自分に対する評価が不当だと感じているんです。

 

『いや、まだまだわたしの価値はそんなものじゃないぞ!もっとよく見てよ!!』

なんです。

 

ものすごい自信家ですよね。『あなたのわたしに対する評価じゃ生ぬるい!!』と思っているわけです。

 

つまりそれは、

わたしのことを相手は正しく理解していない。

本当のわたしを認めてくれていない。

となるわけです。

 

あなたが認めてほしいと思っている相手は、あなたのことを認めてくれていない相手なんです。

 

 

認めてくれていない相手にどうやって認めさせるか?

・・・
・・・
がんばるしかないでしょう。

 

いままでがんばっていなくて認められていなかったのなら、がんばって認めてもらうようになる。

いままでもがんばっていても認められていなかったのなら、もっとがんばって認めてもらうようになる。

いままでも一生懸命がんばっていても認められていなかったのなら、死ぬ気でがんばって認めてもらうようになる。

まだ認めてもらえないのなら、もっとがんばって、それでも認めてもらえないのなら、さらにがんばって認めてもらうしかないでしょう。

 

実はこれ、不正解です。

 

 

本当に認めてもらいたい相手に認めてもらいたいときって、この選択をしてしまうと思うんですが、これ間違いです。

がんばっていなくてがんばるようになったのなら、認めてもらえることもあるかと思います。ですが、すでにがんばっている状態でもっとがんばるを選んでも、効果はあまりないです。認めてもらえることはほとんどありません。

 

あなたが認めていないからです。

あなたが『相手が自分のことを認めてくれている』と認めていないからです。





この状態では、いくらがんばっても、認めてもらえたという満足感は味わえません。

むしろ、がんばればがんばるほど、満足感が遠ざかります。

認めてほしいという承認欲求が、より強くなります。

ばんばればがんばるほど、満たされません。

潤うこともなく渇いていくばかりです。

 

この状態が続くと相手を恨むようになってしまいます。

『わたしはこんなにがんばっているのに、認めてくれないのは相手が悪い。』
『わたしよりがんばっていない奴のことは、認めているのにどうして!』

思考が歪んでいきます。

 

これの一番の対処法なんですが、

 

別にその人に認めてもらえなくてもいいんじゃないですか?

 

 

これが一番の対処法です。『別にこの人に認めてもらえなくてもいいや。』と心から思うことです。

 

・・・
・・・
それができないから苦労しているんですよね?

これができていたらこんなにも悩まないですよね?

 

 

まずね、整理してみましょうか?

 

 

あなたはその相手から認められたいと本当に思っていますか?

意地になっていませんか?

相手に認められない自分を認められないだけではないですか?

 

認められない状態で足掻いていると、どちらかわからなくなってしまうことがあります。

 

ただ純粋に相手に認められて喜びたいのか、

 

相手に認められない自分を許せないだけなのか。

 

 

どちらでしょうか?

 

もちろん、両方ともが動機なのですが、あなたが疲れてしまっているのなら、割合的には自分を許せない感情のほうが大きいです。

ただ純粋に相手に認められたくてと思い行動する方が疲れは少ないです。強制されているわけではなく、あなたのやりたいことなので疲れを感じることもありません。

 

相手に認められない自分を許せないと感じてしまうと、強制力が発動します。そんな自分は認められないから、必ず相手に自分を認めさせなくてはいけません。あなたのやりたいことではなく、あなたのやらないといけないことです。使命です。疲れます。

 

この相手に認められない自分が許せないという思いに気づいてください。相手の問題だと勘違いしてしまうことがあるんですけど、実はこれ、自分自身の問題なんです。

相手に認めてもらえない自分を『認めていない自分』がいることを理解してください。

 

あなたが誰よりも今のあなたを認めていないことに気づいてください。

 

 

この状態で闘っていたら疲れますよ。

相手に認めてもらおうと無理をして、相手に合わせて、我慢して、だけど全然認めてくれなくて。

そんな自分は認められなくてさらにがんばって。

 

悪循環です。

 

それに相手を対象としていることなので、認めてくれるようになるかはわかりません。一生かかっても認めてくれない相手も世の中にはいるもんです。

 

自分を対象とした方が確実ですよ?

認めれなくてもいいじゃないですか?

 

認められていない自分でもいいじゃないですか?

 

相手に認めてもらえなくて傷ついているのに、さらに自分を責めなくてもいいのではないですか?

 

 

認めてもらいたいと意地になっているときは視野が狭まっています。

認めてくれている人のことは疎かになり、認めてくれない相手のことばかり考えていませんか?

 

認めてくれない相手に気をとられていると、大切なものを失ってしまうこともあるかもしれませんよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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