自分のことしか考えていない人、すごくわがままな人との付き合い方。

皆さんは自分のことだけしか考えていない人との付き合い方で悩まされたことはありませんか?

他人の迷惑などは全然考えず、自分のことばかり主張する、その主張が通って当たり前と考えているわがまま人間に頭を痛めたことはありませんか?

 

今回はそんなトラブルメーカーとの付き合い方について書いていきます。




まず、世の中は大別して二種類の人間にわかれます。

 

わがままな人と思いやりのある人です。

(厳密に言えばわがままだから思いやりがないとは限らないし、思いやりがあってもわがままな人もいますが、今回はわかりやすく区切ります。)

 

子どもの頃はわがままな人の割合の方が多いのではないかと思います。お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんに甘やかされて育ちます。

 

あなたはただ生きているだけでなにもしなくても相手はニコニコと笑顔になってくれるし、「これほしい!!買ってー!!」と言えばよほど高価なものやまだ年齢的に早いもの以外は買ってくれるのではないかと思います。

お母さんやお父さんがそういったことに厳しい人で買ってくれなかったら、おばあちゃん、おじいちゃんに頼ります。孫が一番かわいいと言われているように、自分の子どもには厳しかった人も孫には甘くなりがちです。で、あとでおばあちゃん、おじいちゃんがお母さんやお父さんに怒られるんです。「そんなに甘やかさないで!」と。

 

ここがわがままが生まれる基点です。

 

 

幼少期にどれだけ甘やかされて育ったかで、わがまま度が違ってきます。

 

 

逆にしつけが厳しすぎたり、虐待といった家庭で育った子どもは、わがままになることは少ないです。

 

子どもから見たら大人は脅威です。

身長も高く、身体もがっちりしている、威圧感がすごいです。

にらまれようものなら、その眼圧で足がすくみます。

怒鳴られようものなら、その頭の上から聞こえる大声に身をすくめます。

暴力をふるわれようものなら、自分の身体なんて簡単にとんでいきます。

 

そのために子どもがとれる予防手段といったら、大人の機嫌を損ねないように相手の顔色を必死で伺い、どうすれば機嫌よくいてくれるのかを観察することなんですね。

大人よりも身長が高くなることはないですし、身体もでかくなることはありません。

大人より威圧的になれない子どもにとって、大人に屈するのが身を守るための最善の生き方なんです。

 

 

幼少期はわがままで育ってきた子どもも、いつまでもわがままでいるわけにはいきません。

小学校に入ると団体行動をしないといけません。

 

今までは自分の好きな子とだけ砂場やブランコで遊んでいたらよかったのに、好きな子も、嫌いな子も、同じクラスで一緒に授業を受けないといけません。

その授業も算数は嫌いだから出ない、体育は嫌いだからやらないという選択肢はありません。

 

 

「嫌いでもやれ!!」と押し付けてくるんですね。

 

 

でもね、稀に生き残れる人もいるんです。

 

ずっと甘やかされて育ってきたり、親の権力がすごく坊ちゃん、お嬢様といったタイプの人もいます。

わがままであることを許された人間ですね。

 

そういう人の周りには常に、わがままを許してくれる人がいました。

周りの人間は自分を立ててくれるために存在します。

それが常識で、自分のことをわがままだとも思っていない人たちです。

 

逆に自分の主張が通らない相手にぶつかると、相手のことをわがままな人だと主張します。

 

ド天然のわがままです。

 

 

それとは別にもう一つのタイプがあります。

 

 

養殖されたわがままです。





仕事で高い地位にいる人がなりやすいです。

会社でしたら重役クラスですし、職業でしたら先生と周りから呼ばれる人に多いかと思います。

いずれにしても立場の上の人間です。

 

こちらが特に何もしなくても相手の方からご機嫌をとってきます。「先生、今日はよろしくお願いします。」と相手の方から頭を下げてきます。

初めのうちは自分のことを尊重してくれることに戸惑いもあるかもしれませんが、人間慣れてきます。

何年も何年もそんな環境で暮らしていると、こんな思考が出てきます。

 

 

『この人たちが自分にペコペコ頭を下げているのは、人間として自分の方が優れた存在だからだ!』と。

勘違い人間の出来上がりです。

 

 

この人たちの厄介なところは、ド天然のわがままな人たちと違い、わがままだということを自覚しています。

 

 

自覚したうえで、相手のことを見下すために、自分の方が上の立場にいることを確認するために、わがままなことを言ってきます。

 

 

丁寧に言ってくれたらまだいいのですが、勘違いわがまま人間は人を見下すことで優越感を得る人が多いです。

乱暴な口調やぞんざいな態度でわがままを遺憾なく発揮します。

わがままを言い、それに従わせることに快感を覚える人種が多いです。

 

 

変態さんです。

 

 

そんな困った人たちなんですが、この人たちって、能力的に優れている、または普通の人よりも要領がいい人たちが多いです。

 

ドラえもんのスネ夫くんを思い浮かべてください。
いつもジャイアンの腰巾着というか後ろに立って、わがままなジャイアンのご機嫌を伺います。ジャイアンに気に入られ二番手ポジションをキープしています。

ジャイアンがいないときはすごい強気で仕切りたがりますよね?
のび太くんに対しての態度もきついです。

 

ちょっと偏見も入っているかもしれませんが、わがままだと自覚している人はこういう人だと思います。

 

 

自分より弱い立場の人間にしかわがままは言わず、自分より強い立場の人間にはペコペコします。

 

 

無自覚わがままは直りますが、わがままを自覚している人は直りません。

 

 

その人が直そうと思わない限り。

あなたが直してもらおうと努力をしても無駄です。

その人はわがままを言って自分の地位を確かめることが生きがい人間なんです。

生きがいを奪うことは誰にもできません。

 

 

とはいえ、あまりにもわがままがひどいようなら話し合いは必要だと思います。

相手はあなたのことをのび太くんだと思っています。

自分より下の人間だと思っています。

 

 

あまりにもわがままがひどすぎるときは、一度、その勘違いを修正してあげませんか?

 

 

一度わからせてあげると、相手の方も少し距離をあけてくれますし、今よりも丁寧に対応してくれるようになると思いますよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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