他人のことを気遣って仮面をつける。本当の自分がわからない!

皆さんは本当の自分がわからなくなってしまったことってありますか?

 

他人に気を遣い、他人の顔色を伺って生活しているうちに、どれが本当の自分かわからなくなってしまったことはありませんか?




人間って生活をしていくのには自分の思考が軸になります。

でもその自分の思考がわからなくなってしまうことがあります。

そうなると人生が迷路に変わります。あなたは迷子状態です。

 

どうしてこんなことになってしまったんでしょうか?

 

 

仮面をつけてきたからです。

 

 

本当の自分を隠して、他人に好かれる自分を演じてきたからです。

演じすぎて自分でも本当の自分がわからなくなってしまったからです。

 

本当の自分がわからなくなってしまったときは、そんな自分を醜く思ったり、毛嫌いをしてしまうものなんです。

 

自分の心がわからなくなってしまうほど、他人に媚びを売ってきた自分を。

本当の自分を誰にも出すことができない臆病な自分を。

仮面をかぶり続けて疲れているのに、それでも仮面を脱ぐ勇気がない自分を。

 

 

そんな自分が醜く、嫌いになってしまいます。

 

 

そしてそんな醜い自分だから、ますます仮面が必要になるんです。

 

 

仮面の下の不細工で醜い顔を見せてしまったら、誰も自分の元に残ってくれないから。皆が離れていってしまうから。

よりキレイな仮面をつけて自分を着飾ります。

 

親には親用の仮面をかぶります。

姉には姉用の仮面をかぶります。

先生には先生用の仮面をかぶります。

同級生には同級生用の仮面をかぶります。

友だちには友だち用の仮面をかぶります。

親友には親友用の仮面をかぶります。

彼氏には彼氏用の仮面をかぶります。

上司には上司用の仮面をかぶります。

同僚には同僚用の仮面をかぶります。

近所の人には近所の人用の仮面をかぶります。

 

 

仮面の種類が豊富で様々な仮面を場面場面で付け替えます。

そのうち仮面の量が多すぎて、仮面に仮面を重ねるようになってしまいます。そうすると一枚の仮面を脱いでも仮面をつけている状態か、仮面をつけていない自分の素顔かわからなくなってしまいます。

そんな自分が苦しく自己嫌悪もひどいです。

 

 

でもね、仮面をかぶること自体は皆やっていることなんですよ?

 

 

相手に合わせてある程度は仮面をかぶります。

誰が相手でも自分の素顔のままという人の方が珍しいと思います。

 

仮面をかぶらないと不都合になる場面ってかなり多いんです。

 

素顔のまま誰にでも関わるとわがままだとか、空気の読めない人、破天荒な人などと思われ敬遠されます。

もちろんそれが一般受けがいいと、魅力的だと感じる人が多く、仮面をかぶっている人よりも人を惹きつけることができます。そういった人は自己肯定感も高く自分も世界も大好きです。

 

 

ですが大人になるほど素顔のままでいることが難しくなります。

 

 

ずっと素顔の自分を認めてくれる人ばかりと関わっていけたらいいのですが、年数を重ねるごとに人間はより多くの人を知っていきます。

なかにはあなたの素顔を絶対に認めてくれない人もいます。

あなたの素顔を絶対に認めてくれない集団の穴の中に放り込まれることもあります。

 

そこでの処世術が仮面をつけることなんです。

 

 

多くの人が相手によって仮面を付け替えて生活しています。




ですがあなたの場合は、仮面をつける対象が普通の人より多いのかもしれません。

 

 

気を遣うことになれてしまって、対象の相手を自分で増やしてしまっているのかもしれません。

 

 

本当の自分がわからなくなってしまっても恥じることはありません。

 

 

あなたは仮面を作るのが普通の人より得意で、仮面を付け替えるのが普通の人より得意なだけなんです。

醜くなんてありません。

皆がやっていることです。

本来なら自己嫌悪するようなことでもないんです。

 

 

むしろこれを自分の長所と判断して社会交流に活かしている人もたくさんいます。

 

 

そうなんですよ?

 

仮面を多く使いわけるということは長所でもあるんです。

 

 

仮面を多く作れるということは、あなたは器用なんです。相手の性格をいち早く見抜くことができ、それに順応する能力に特化しているんです。

そしてそんな長所を醜いと思ってしまうのは、あなたが優しいからです。

 

 

本当は大切な人には仮面なんか使いたくないんですよね?

 

 

でも、それが癖になってしまって外せなくなってしまっているから、相手に申し訳ないと罪悪感を感じているんです。

本当の自分がわからなくなってしまった不安と、偽りの自分を相手に見せている罪悪感から、あなたは悩んでいるのだと思います。

 

 

自分を取り戻すためには一回一回確認をすることです。

 

『これは自分の素顔なんだろうか?仮面をかぶっているだけじゃないだろうか?』と。

 

 

この疑問に思うことがあなたを答えに近づけます。

 

 

一回や二回では答えなんか出ません。

何度も何度もそれを行ってください。

その行動が素顔のあなたを見つけることにつながっていきます。

 

幾重にも重なった仮面はすぐに取り外すことはできません。

皮膚に密着していたり、仮面同士が引っかかってしまったり。

自分の素顔にたどり着くまでに長い時間がかかります。

 

この悩みはあなただけのものでなく、多くの人が抱えている悩みの一つでもあります。

 

このことを悩みながらも表面に出さずに生活している人もたくさんいます。

『そんなことどうでもいいわ。本当の自分なんかわかるはずない。』と気にしない人もたくさんいます。

 

あなたは自分に対して潔癖症のようです。

もう少し自分に優しくなれるといいですね。

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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