助けたい症候群(恋愛)

全体的な【助けたい症候群】については以前書きましたが、今回は恋愛バージョンをより詳しく書いていこうと思います。

まず、助けたい症候群にかかっている人は心が優しい人だと書いたと思います。

心が優しくて、思いやりがあって、相手のことが大切だから助けたい症候群にかかります。

『相手の力になりたい。』『少しでも幸せにしてあげたい。』と相手を思いやる気持ちですね。本当にあなたは優しい人です。

 

でも、

恋愛の助けたい症候群に関して言えばあなたは優しすぎる人なのかもしれません。





だって・・・

こうして疲れが溜まっているのだから。

このままでいいのかと悩んでいるのだから。

 

ええ、あなたは疲れています。

 

 

助けたい症候群のつらいところは相手のことに目がいきすぎているんですね。

 

相手のことばかりに目がいって自分を疎かにしてしまっているんです。

 

相手を中心に、相手の要望を叶えています。

 

 

自分が我慢してでも。

 

 

相手は自分じゃないんです。相手の要望の中には自分がしたくないことも必ず含まれています。

 

あなたがしなくてもいいと思うんですよ。あなたがしたくないことでも別の人なら何の抵抗もなくできるかもしれないですし。

助けないという判断をしてもいいと思うんです。

でも優しいあなたにはそれができない。

 

 

初めのうちは自分が助けたいからと思い行動します。

そう、その人を助けることがあなたのやりたいことなわけです。

 

でも、上でも書きましたが、あなたと相手は同じ人ではありません。やりたいこと、やってほしいことにズレが生じてきます。

そのときにあなたは相手を重視してしまいます。自分ではなく相手に合わせてしまうんですね。当然、あなたは無理をしているわけですから、それが回数を重ねていくとやっぱり思ってしまうんです。

『しんどい。』と。

 

今のあなたの状態ですね。

 

助けたい症候群にかかっている人に共通していることは、

まだその人を助けきれていないということです。

 

助けきったら悩みもないのですが、助けている途中だからしんどいし、このままでいいのかとも思ってしまうんです。

 

 

助けたい人を助けきるのは難しいことなんですね。

 

そもそも自分では手におえないような状況ということもあるでしょう。必死に助ける術を模索している状況ですね。

でも、これだけではないんです。

 

『相手を助けました。満足です。』で終わるときもあります。相手を助けられてスッキリ、新しい恋に進めることもあります。

ですが、『相手を助けました。まだ駄目です。これくらいじゃ助け足りない。』と、新たに助けるべき項目を探し出すんです。

 

ええ、自分からしんどい思いをしようと探すんですね。助けたのだから楽になってもいいのにその道を選ばない。もっと助けようとします。

このとき、注意しないといけないのは、相手にとって【余計なお世話】になってしまわないことです。助けたいと思っている相手の負担になってしまう、本末転倒ですよね。

 

相手を助けたいと思うなら線引きはしておきましょう。

 

助けたい症候群の恋愛は対象相手に理解されていないことも多いです。





相手にとってあなたはかけがえのない存在ではなく、なんでも言うことを聞いてくれる都合のいい存在と思われていることも多いです。

こっちはこんなに悩むほど必死になって相手を助けようとしているのに、肝心の相手からは『お前の代わりはいくらでもいる』と思われている。ほんと、ふざけるなですよ。『私だからこそあんたをここまで助けてあげてるんだぞ。あんたにここまでしてくれる女、ほかにいないんだぞ!?』って言いたいですよね。

でも伝わらないんです。

 

相手はあなたが限界を超えて助けてくれていることに気付いていなから。

 

そこまで無理をしていると思っていないから。

そこまで無理をしていると思っているのはあなただけなんです。

 

 

あなたがどれだけ我慢していたかわかるでしょう?

 

助けたい症候群になってしまったときは、本当に助けたい相手は別にいると言われています。今の彼や彼女ではなく、幼少の頃に助けられなかった親、兄弟、姉妹を本当は助けたいのだと。ですが、彼、彼女はあなたの親や兄弟ではありません。いくら助けても満たされないんですね。本当に助けたい相手ではないから。本当に助けたい相手の代替品だから。

 

一般的にはこの説が有力です。

 

ですが、僕にはこの説はあてはまらなかったんですよね。幼少時代を思い出してもそんなに助けたいと思い悩んだ記憶なんかないんです。

 

僕が助けたかったのは過去の誰かではなく、現在のきみだったんです。

この場合はそもそも自分の手におえない状況が多いのかと思います。相手の境遇を知り、純粋にその相手を救いたいと思い必死でがんばって、それでも救えなくて悩んでいました。まだ足りない、全然足りない、もっとがんばらなきゃ。ドツボですよね。

 

助けたい症候群でしんどいと感じてしまうのは自分が悩んでいるときです。

『このままでいいのか?』、『別れた方がいいんじゃないか?』と思い悩んでいるときです。

 

 

無理をして助けるのに疲れちゃったんですよね?

 

 

『私しか助けられないんだ』と思う気持ちもわかりますが、その相手を助けられるのはあなたじゃないのかもしれませんよ?

 

逆にあなたが『誰か助けてほしい!』と今思っているのですから。

 

そこまで相手のことを大切にできるあなたは素敵なですね。

助けたい相手はあなたにとってかけがえのない人なんでしょう。『苦しい恋愛はしてはいけない』と皆がわかっていることですよね。

どうでもいい相手とそんな苦しい恋愛をしないでしょう?

そんな恋愛をしてしまうほど助けたい相手はあなたにとって大切な、大切な人なんですね。そんな相手と恋愛ができているあなたは『実は幸せな人』なのかもしれませんね?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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