こんなに尽くしているのに、私を大切にしてくれない恋人。なぜ?

恋人に対してすごく尽くしているつもりなのに、恋人は自分を雑に扱ってくることってありませんか?

こんなに恋人を大切にしているのに、どうして彼(彼女)は私(俺)を大切にしてくれないんだと思ったことはありませんか?

 

これね、答えは簡単です。



相手に尽くしすぎているからです。

 

相手に尽くすことは、少しならいいことだと思うんです。大切にしてもらっていることが相手もわかり、相手も自分を大切にしてくれます。

でもね、相手に尽くしすぎてしまうと問題なんです。『少し尽くしたら相手が私を大事にしてくれた。もっと尽くそう!』となってしまいがちなんですが、そこに罠が隠されています。

 

実は・・・

ある一定以上相手に尽くすと、相手はあなたを雑に扱ってくるようになるんです。

 

尽くしすぎるとあなたの価値が下がるんです。

 

 

車を想像してみてください。最初のうちはあなたはピカピカの傷一つない新車です。持ち主も毎日ピカピカにあなたを磨いてくれます。埃一つない状態にしてくれています。だけどある日、車をガードレールにこすってしまい、少しの傷ができてしまいました。(この傷が尽くすという行為です。)最初は持ち主も「あ~!やってしまったー!!」とすごく残念がります。傷を念入りに確認してくれます。ですが運転が上手とは言えない持ち主は、その後もあちこちで車をぶつけてしまいます。壁にガリガリと、電柱にドカンと、次々に傷がついてしまいます。いろんな箇所がへこんでしまいます。初めのうちは「あ~っ!!」と反応をしてくれていた持ち主も「あ、またやっちゃった。」で終わってしまうようになりました。

新車だったものが事故車のようにボロボロです。

持ち主はそれでも、その車を毎日磨いてくれるでしょうか?

 

尽くすという行為は、ピカピカの新車に傷をつけるのと同じことなんです。

尽くせば尽くすほど、実は逆効果です。

 

『私は尽くさないとあなたのそばにいることができないの。だから尽くすからそばに置いておいて。』と相手にお願いしているようなものです。自分の価値を低くして、相手の価値を高くしているんです。

 

相手があなたを大切にしてくれないのは、あなたが自分を大切にしていないから。

あなたが相手に『私は大切にする価値はないよ。』と伝えているからです。

 

尽くすという言葉があなたの頭にある時点で、あなたは無理をしている状態なんです。

 

尽くすというのは、自分の気持ちより相手の気持ちを優先させるということです。純粋にあなたがしたいからやることではないんですよね。

だから尽くすことをやり続けているうちに、あなたにはこんな感情が出てきます。

 

『こんなにしてあげているのに・・・』

 

 

あなたは無理をしているのだから当然見返りを求めます。

『あんなにしてあげているのにありがとうもないのか?』、『あんだけのことをしてあげたんだから、どれだけのお返しをもらえるのだろう?』と考えるようになります。

 

別に見返りがほしくてやっているわけじゃないと思うかもしれませんが、尽くし続けているうちに絶対に思うようになります。無理を続けると許容量をオーバーします。

『こんなに尽くしているのに、仕事を優先された。』
『あんなに尽くしていたのに、友だちのほうが大事?』
『3時間かけて会いに来たのに、5分しか会えなかった。』
『プレゼントを買ってあげたのに、機嫌が悪い。』

『私がしているのに、どうして・・・』

この気持ちを感じてしまうと恋愛がしんどいものに変わります。

 

この感情を自分の中でとどめてしまうと、心はずっとモヤモヤしたままです。苦しいです。ですから我慢できなくなって、相手にその感情を伝えてしまうこともあります。「こんなに尽くしているのにどうして大切にしてくれないの!?」と相手に怒ってしまうことがあります。悩んで悩んで溜め込んでいた感情を、相手にぶつけてしまうことがあるんですね。

 

わかってもらいたくて。助けてもらいたくて。

 

あなたにとっては最善なんですよね。ストレスでおかしくなってしまう前に発散させる。最善のことです。

でもね、これって相手にとっては実は最悪なんです。

 

「もっと大切にしてよ!」、「私のこと、なんだと思っているの!?」、「私はこんなにもやってあげているのに!」

感情が爆発し、直接的な表現になっています。追いつめられて余裕がなくなっているんですね。

 

でも、いきなりそんなことを言われた相手はどうでしょう?

あなたに「自分は最善を尽くしている。だけど思うような結果が出ていない。自分はできることは全部やっているから、自分は正しい。それなのに結果が出ないのはあなたのせいだ。間違っているのはあなただ。だからあなたは正しい反応ができるようにならないといけない。だから自分が教えてあげているんだ!」と言われた相手の気持ちはどうでしょうか?

 

「私は悪くない!悪いのはお前だ!お前が変われ!」と叫んでくる相手、あなたならどうですか?「そうだったんだ!わかった!変わるね!」となりますか?

わかってほしくて、助けてほしくて、相手のことを考えることができなくなっています。過剰な要求をしてくる重たい女(男)になってしまいます。相手も最初は付き合ってくれるかもしれませんが、次第にうんざりしてしまいます。

 

尽くすことっていいことないんですよね。

自分にとっても。相手にとっても。

 

尽くすとは見返りも求めず、相手が望むことを、自分が我慢してでもすることだと思います。

極端に言うと自己犠牲ですよね。自己犠牲をして満足ができたら悲劇のヒロイン症候群としての幸せがありますが、つらいと感じる人も多いと思います。

つらいと感じてしまうと『私が無理をしているのだからあなたも無理をしろ!』という思いが出てきます。重いです。

 

その思いが出てしまう前に、尽くすこと、やめてみませんか?

あなたは尽くさなくても相手と一緒にいることができる、価値のある人です。ピカピカの輝く新車なんです。わざわざ傷や泥をかぶり、汚れることなんてないんです。

相手はピカピカのあなたに惹かれて、あなたを選んだのですから。もう少しそのことに自信を持ってみてはいかがですか?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。





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