皆さんは自分のことを弱い人間だと思ったことはありますか?
皆さんは自分のことを無様な人間だと思ったことはありますか?
皆さんは自分のことを格好悪い人間だと思ったことはありますか?
というか、現在進行形でそう思っていて悩んでいるのかもしれませんね。
だからこの記事を読まれているのかもしれません。
ほんとね、強くて格好いい大人になりたかったですよね?
僕なんか子どもの頃の理想の大人とは対極の位置にいます。
弱くて格好悪くておまけに無様です。
『あんな大人になりたくないなー。』って思ってた大人になってしまいました。
『こんな格好悪い大人にだけはなりたくない!!』と軽蔑していた大人になってしまいました。
皆さんもそうじゃないですか?
自分の中でなにか基準とするものをずっと持っていて、それをこなせる大人になれてないから悩んでいるんじゃないですか?
理想と現実のギャップといいますか・・・
皆さんは理想の場所を目指していたのではないですか?
現実はほんとに厳しいですよね。
『どこをどう間違ったらこんなところに来てしまうんだ!』と自分でもわからないくらいの場所まで来てしまいました。
ほんとに自分でも、弱くて、格好悪くて、無様で、情けなくて、と思ってしまいます。
がんばって強くて格好いい大人になろうとしていたのに、どうしてこんなところに自分はいるんでしょうかね?
どこをどうやったら、ここまで無様になってしまうんですかね?
ほんと、ここまで来てしまったら情けなくて笑えてきます。
でもね、
あなたは弱い人なんかじゃないですよ。
あなたは格好悪い人なんかじゃないですよ。
弱いのは闘いもしなかった人です。
格好悪いのは闘いもしなかった人です。
あなたは弱い自分としっかりと向き合っています。
あなたは格好悪い自分としっかりと向き合っています。
ほんとね、
弱い自分なんて見たくないんですよ。
格好悪い自分なんて見たくないんですよ。
だから全力で見ないようにするんです。
弱い自分を。
格好悪い自分を。
普通の人は無意識化でこれをやっていて、自分が弱いことにも、自分が格好悪いことにも気づきません。
あなたは弱くて格好悪い自分としっかりと向き合うことができています。
それだけでも十分あなたは強くて格好いいです。
少なくとも自分の弱さから目をそらして蓋をする人なんかよりはよっぽど。
さて、そんなあなたなんですが、もう一段階上に行く方法があります。
すごく強くて、すごく格好いいあなたになれる方法があります。
それは、
自分の弱さと格好悪さを受け入れることです。
これが難しいんですよね。
僕も何年も前から挑戦してますが、いまだにできていません。
弱さと向き合うということは、どうしても自分のダメなところが見えてしまうんですね。
(この場合、自分が勝手にダメなところと思い込んでいるだけで、周りから見たらそこがあなたのいいところなときもあります。)
そのダメなところを受け入れることが、自己肯定感が低いと本当に難しいです。
僕の話になりますが、僕は20代までは自己肯定感、めちゃくちゃ高かったです。多分普通の人よりも高かったと思います。
実際の能力値が高かったわけではありません。能力値はほとんどが平均点以下です。
でも自分を認める能力だけは平均点以上あったんだと思います。
マイペースで周りを気にせず、できないことは受け入れ周りを頼り、みたいな感じであまり疲れない生き方をしてきました。
もちろんそういった態度が嫌われる原因になることもあるのですが、『嫌いになるならなればいい。別にあんたらにどう思われようがかまわない。』と他人に合わせることは少なかったです。で、そんな僕でもいいという人が周りに残ってくれました。
そのぶん気を遣わないといけない場面や場所では人一倍気を遣っていましたけどね。「すごく気配りできるんだねぇ。」とよく言われてました。まあ、要領がよかったんですよ。
昔は。
疲れることも少なかったし、リラックスできるところではダルダルで、締めないといけないところではしっかりするという感じでした。
これって自分を認められていたからできたことなんですよね。
弱い自分でもいい。そこがいい。
格好悪い自分でもいい。そこがいい。
なんか、ナルシストみたいな文になってしまいましたが『自分はダメだ!!』と思ったことはほとんどなかったです。心の底から思ったことは多分一度もなかったと思います。
なにもできないのにすごい自信家だったんですよ。
皆さんが目指すべき場所はこの状態だと思います。
僕が言うのもなんですが、当時の僕、めちゃくちゃ生きやすかったですよ。
自分を追いつめることなんかほとんどなく、楽で楽しい人生ができていました。
こんなにも毎日思い悩んで、自分を否定することもなく、能天気な人生を過ごせていました。
当時は当たり前すぎて気づかなかったのですが、おそらく充実した人生だったのだと思います。
『退屈だー。』なんてこと思ってましたけどね。
退屈が贅沢なものだと後になってわかりました。
ちょっと話がそれてしまいましたが、あなたには昔の僕のような生活を送ってほしいと思います。
こんなにも自分の弱さが嫌いなのに、真摯に向き合ってがんばっているあなたには。
『なんでこんなに弱いんだ!』と苦しんでほしくありません。
この苦しさ、多分なったことがある人にしかわからないと思いますが、ほんっとーうに強烈ですよね?(笑)
その苦しみから目をそらすことなく闘っている自分を、ほめてあげてはいかがですか?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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