皆さんは『こんなにつらいことってあるんだ。』と思うほどの体験をしたことがありますか?
皆さんは『なんでこんなに苦しいんだ。』と思うほどの体験をしたことがありますか?
なんでそんなにつらくて苦しいんですかね?
抵抗しているからですよ。
抵抗して受け入れることができていないからです。
つらいのに負けないように闘っているからつらいんです。
苦しいのに負けないようにがんばっているから苦しいんです。
抵抗をやめて受け入れることができたら、つらさからも苦しさからも解放されます。
ではどうして抵抗をやめて受け入れないんでしょうか?
それでも譲れないものだからです。
譲れば楽になれるとわかっているのに、絶対に譲れないものだからです。
譲ればつらさも軽減するとわかっているのに、そんなことくらいでは譲れないものだからです。
譲れば苦しさもなくなるとわかっているのに、それでも譲ってしまうなんて無理なことだからです。
あなたは自分のしっかりとした芯があるんじゃないですか?
『こういう人間でありたい。』という理想があり、『こんな人間にはなりたくない。』という規律がある。
今回譲ってしまうとそこに影響が出るところだからじゃないですか?
あなたは強い人ですね。
譲れないものを譲らないなんて。
でもね、生活をしていたらどうしても譲らなくてはいけない場面に出くわしてしまう人がいるんです。
すべての人がそれに出くわすとは言いません。
譲りたくないものを譲らなくても生活できる、または譲ろうかと悩む状況が訪れずに一生を終える人もたくさんいます。
残念ながらあなたは、絶対に譲れないものを持っていて、それを譲らないといけないか悩む状況にまで来てしまったんですね。
あのね、悩んでいる時点でこれ、譲らないといけないんです。
そもそも絶対に譲れないものなんだから、譲らなくてもいい状況なら悩みさえしないんです。
絶対に譲らなくてはいけない状況なのに譲れなくて、それで限界を迎えてしまったからあなたは悩んでいるんです。
このまま悩み続けると心を壊します。
そして苦しみの地獄から抜け出せず、最悪命を絶つこともありえます。
そんな状況です。
でもあなたは、ここでそれを譲ってしまったら、あなたは未来の自分を許せないのでしょうね。
もはや何を書いているのか意味不明感があるかもしれませんが、そこまであなたは面倒くさい人なんですよ?
命や心が天秤にかかっているのに、それでも自分の芯を優先して動いているんですから。
あれですよ?
目の前には拳銃を持った銀行強盗。「動くな!手をあげろ!!」と叫びます。
他の人たちは怖くて手をあげます。
それが一番正しい行動だと思います。
でもあなたはなんと・・・
『強盗に屈するのは嫌だ!』と手をあげていないんです。
こんな状態です。
これがあなたがスーパーマンで強盗を倒せる力があったらいいのですが、あなたは残念なことに一般人なんです。拳銃を向けられて内心ちびるほどビビっているんです。恐怖で腰を抜かしそうになるのをなんとか防いでいる状態なのに、さらに虚勢をはっているんですね。
強盗は手をあげないあなたをにらみます。「聞こえないのか!?手をあげろ!!」とさらに大声であなたにむかって怒鳴ります。
これね、素直に最初の段階で手をあげることができていたら、ここまでの恐怖を味わうこともなかったと思います。
あなたが強盗に反発しているから目をつけられて、銃口をむけられて、ものすごーいちびるような恐怖を体験しているんです。
強盗に従順になっていたらあなたはその他大勢と一緒になれるのに。
抵抗してしまったがために特別扱いをされて、他の人が体験するようなことがないひどい目にあっているんです。
抵抗しすぎると最終的には鉄砲でバーンです。
ちょっと内容がぶっ飛びましたが、基本的にはこれと同じことだと思うんです。
自分の芯を優先させていつまでも譲ることができないと、いつまでもつらい思いをするし、苦しくて仕方がない日々が続きます。
最終的にはバーンです。
心が壊れます。
現実ってときに、本当に理不尽ですよね。
つらくて苦しくてしんどくて、あがいてもがいて這いずり回って、それでも譲らずにがんばって努力して抗っても、必ずしも報われる結果になるとは限らないんです。
ここまで闘っている人は、どうにもならないことで闘っているのかもしれませんね。
現実は最終的には「受け入れろ!」ということを押し付けてきます。
あなたに選択肢なんかなく、現実は強制してきます。
そんな過保護はこちらは望んでいないんですけどね。
いずれはね、抵抗することをやめないと生きていけないんです。
心が壊れて、命も危うくなってしまうからです。
どうにもならないことなのか、まだなんとかなることなのかの判断基準を誤ってはいけません。
一生闘い続けられるわけでもありません。
でもね、この状態まで来ると冷静な判断がとれなくなっていることも多々あります。
これだけつらい思いをして闘っているのに、『なにをやってるんだ!?この怠け者!!』
あれだけ苦しい思いをしてもまだがんばっているのに、『どうしてもっとがんばらないんだ!!』
自分のことを不甲斐ないと思い、徹底的に責めます。
自分ができれば譲らなくて済むのに、自分がやらないから譲らないといけない状況に追い込まれているんだと錯覚してしまうんです。
この場合の自分がやらないは、やらないんじゃないんです。
既にやっているけど、それでもできないことなんです。
あなたは自分を責めることが習慣になって忘れているのかもしれませんが、過去の自分を振り返ってみてください。
がんばっていませんでしたか?
あんなにも努力して無茶をしていたのに?
こんなにボロボロになるまで闘ってきたのに?
もう十分すぎるほどがんばったんじゃないですか?
あなたほどがんばれる人はなかなかいないと思いますよ。
そんなにがんばっているのに自分を責めて傷ついて・・・
本当に不器用な人です。
それでもがんばって生きていますよね。
つらいのに、苦しいのに、譲れないのに、どうにもならない地獄のような状況なのに。
そんな状況なのにがんばって生きているんです。
譲れるようになるまではまだまだ時間がかかるのかもしれません。
それほど大切なものなのかもしれません。
でもどうか、そんながんばって生きているあなたを、あなた自身が責めることがないようにお願いします。
あなたにまで見放されてしまうとあなたがかわいそうすぎます。
あなたが今の状況を乗り越えて、これが将来の自分の力になることを心から願っています。
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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