何もする気になれないのは燃え尽き症候群?やる気を出すには?

やる気を出さないといけないのに、やる気が出ないってことはありませんか?好きでやっていたことのはずなのに、心が拒否をしているんじゃないかっていうぐらいやる気がなくなってしまう体験はありませんか?

プロのスポーツ選手や芸術家に多いそうです。

 

いわゆる燃え尽き症候群っていうやつです。





この燃え尽き症候群なんですが、あきらめと満足からなっています。

 

①あきらめの燃え尽き症候群

なにか一つのことをやり遂げようとする。全身全霊で努力し、がんばり、結果を求めて毎日必死で生活する。

だけど期待している結果は得られなくて、報われなくて、何度も何度も結果に裏切られて、最終的には自分にはできないんだとわかる。自分は無力なんだと思い込み、気力を根こそぎ奪っていきます。

 

あなたはプロのスポーツ選手です。優勝を目指して毎日努力をしても、常に自分より上位の成績に同じ人がいます。こちらは一番のライバルと思っていますが、むこうは特に何も思っていないようです。何回も何回も挑戦しても、努力に努力を重ねても一回も勝てません。『次こそは!』とさらに自分を追い込んで練習をしても結果は全然変わりませんでした。『ああ、この人には勝てないんだ。』ということがわかりました。

あきらめてしまいました。

 

 

②満足の燃え尽き症候群
なにか一つのことをやり遂げようとする。全身全霊で努力し、がんばり、結果を求めて毎日必死で生活する。(ここまでは同じです)

ある日、その結果を叶えてしまいます。高い目標を立てていて、叶うかどうかもわからない夢のような目標だったのに、それが遂に叶ってしまいました。報われて満足してしまいました。

 

あなたは画家です。いままで何千枚、何万枚もの絵を描いてきましたが、自分に納得のいく仕上がりのモノは一枚もありません。納得のいく絵が描けるように毎日朝から晩まで絵のことについて考えていました。そんなある日、ついに納得がいくできのモノができました。間違いなく過去最高の出来です。これからもこれを超えるものは描けないでしょう。『ああ、この絵を描くために画家になったんだ。』と妙に納得してしまいました。

満たされてしまいました。

 

 

燃え尽き症候群は大別するとこの二つです。





①の必死に努力を重ねていたけど結果に裏切られ、自分には無理だということがわかる。『僕にはできない。』、『なんて無力なんだ。』とひどく落ち込んでしまい、もう一度がんばろうという気にもなれません。

②の必死に努力を重ねて望んでいた結果を得ました。充実感、達成感も大きいです。『ああ、よくがんばったー。』、『こんなにうまくいくとは思わなかったぁ。』と満足感でいっぱいです。満たされてしまいました。もういいです。

 

両方ともタイプは違いますが、まさに燃え尽きています。

 

『やるだけのことはやった。』と。

 

 

燃え尽き症候群になってしまうのはここなんです。

自分の限界に挑戦した。
やれることは全てやった。
自分のベストを尽くした。

自分の限界までやれることは全てやり、ベストを尽くしたことが燃え尽き症候群の原因です。

 

 

自分の限界を知ってしまったから、
やれることは全てやってしまえたから、
自分のベストを尽くしすぎてしまったから、

燃え尽き症候群になるんです。

 

 

普通の人はね、燃え尽き症候群にはなりません。

 

 

燃え尽き症候群だと思って悩まれているあなたは、実は普通の人ではありません。

特別な人です。

どこが特別なのかというと

がんばりすぎ、やりすぎです。

 

 

普通の人よりがんばりすぎてしまったから、あなたは燃え尽きたんです。

普通の人よりやりすぎてしまったから、あなたは燃え尽きたんです。

 

普通の人よりがんばりすぎてしまったから、結果が出なくてひどく落ち込んでいるんです。

普通の人よりやりすぎてしまったから、結果が出てすごく満たされてしまったんです。

 

普通の人よりも感情の振り幅が大きいんです。

 

思いっきり燃え続けたがために、灰になってしまったんです。

 

 

この燃え尽き症候群なんですが、実はすぐには復活できません。

 

 

今すぐに復活したいと思っている方もいるかもしれませんが、そんな簡単な話ではありません。

『これをすれば2週間で改善する!!』みたいな方法はありません。

 

燃え尽きた状態で、一日一日を大切に生きていくしかありません。

この日々の積み重ねしか燃え尽き症候群には効果がありません。

 

 

一度そこまでやる気がなくなってしまうと、やる気を取り戻すことは難しいです。

 

そんなに簡単に燃え尽きてしまうような、薄っぺらいことではなかったでしょう?

そんなに簡単に次の火が燃えるほど、軽いことではなかったでしょう?

 

燃え尽き症候群になってしまったのは、

あなたが、誰よりも、真摯に、何よりも、全力で、取り組んでいたからです。

 

 

燃え尽き症候群から復活するには時間がかかります。

日々を積み重ねて様々なことを体験し、そのときの感情と向き合うことによって少しずつ復活します。

 

やる気なんて、無理して絞り出すものではないんです。

やる気は自然に湧いてくるものです。

 

やる気が出ないのは、今はやる気を出すべきときじゃないからです。

今はまだやる気がなく過ごすときだからです。

 

やる気を出すべきときが必ず来ます。

焦らずにそれを待ってみてはいかがですか?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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燃え尽き症候群とは

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