仕事がたまりすぎてしまったことってありませんか?
毎日一生懸命こなしているのに、朝出社したときよりも夜退社したときの方が仕事が増えている。
昨日より今日、今日より明日と片付けないといけない仕事量が増えている。
どんどん増えていって、最終的にはどこから手をつけていいかわからなくなってパニック状態。
なんてことはありませんか?
他の人も同じような状態ならいいのですが、「お先にー。」と帰られたり、途中に何度もコーヒーブレイクをはさみ、ゆったりとしているように見える。
こちらは少しでも仕事を片付けていこうと必死で格闘しているのに、休憩時間を削ったり残業までして、家に帰ってからも、まだ残っている仕事のことを考えてしまうような生活をしています。
どう考えても他の人が同じような状態だとは思えない。
自分だけが忙しいと感じてしまうときがあります。
こんなときってどうすればいいんでしょうか?
まずね、これには2つの答えがあります。
1つ目はあなたの思い込みが強く、実際は皆ほとんど同じ量をこなしているのに、『自分だけが大変だ!』、『こんなの不公平だ!』と思っている場合。
あなたの被害妄想が強い場合です。
この場合は一度冷静になる必要があります。
冷静な判断をしてくれる第三者に相談するか、周囲を見回し、本当に自分だけが忙しいのかをもう一度確認します。
冷静に判断した上で他の人と仕事量がほとんどかわりないのに、自分だけが忙しくて追いつめられているのなら、それは残念ながら今のあなたには手に負えない仕事なのかもしれません。
何年も働いた上でそれなら、あなたの能力とは合わない仕事なのかもしれません。
辞めることや転職も視野に入れて考えた方がいいかもしれません。
だけどね、
大抵の人は2つ目の答えで悩まれています。
あなたの思い込みでもなんでもなく、実際にあなたの仕事量だけが極端に多いときです。
『そんなのあり得ない。』と思う人もいるかもしれませんが、
仕事って意外と平等には振り分けられていないものなんですよ?
中間管理職が仕事を振り分けてくるときは、できる人に多くの量の仕事を振り分けてきます。
仕事ができない人に大量の仕事を振り分けて、それができなくてさらに上の上司に怒られるのが怖いから。嫌だから。
仕事ができる人にはより多くの量を。
仕事ができない人にはより少ない量を。
中間管理職は部下の能力をみてできるか、できないかを判断し、上の上司に怒られないように仕事を振り分けます。
仕事量が他の人よりも多いのは、あなたが他の人よりもできる人と判断されているからです。
中間管理職からあなたへの信頼の証なんです。
これだけならいいんですけどね。
あなたは同僚からも仕事を頼まれること多くありませんか?
周りはね、あなたが思っている以上に全体のことをよく見ているんですよ。
中間管理職が仕事を多く振り分けているということは、『あなたは仕事ができる人なんだ!この仕事、自分一人では大変だからちょっと手伝ってもらおう!』とあなたに近寄ってきます。
あなたがここで断ることができればよかったのですが、あなたは『まあ、これぐらいのことならちょっとした時間があればできるし、相手も困ってるみたいだし助けてあげよう。自分の仕事がちょっと遅くなるけど、後でがんばればいいや。』といった軽い気持ちで引き受けてしまいます。
すると、その相手があなたを頼ってくることになるんです。一度だけのお願いではなく二度、三度と仕事を手伝ってほしいと頼ってきます。あなたは頼まれて悪い気はしないし『まあ、これぐらいなら。』と手伝ってしまいます。
その様子を周りは見ています。『あの人は他人の仕事まで手伝っている。仕事量に余裕があるんだな。もしかしたらわたしも頼んだら手伝ってくれるかな?』と考える人が出てきます。
そのうちの一人が行動にうつります。あなたにこの仕事を手伝ってほしいと言ってきます。
あなた自身はかなりしんどい状況です。
自分だけでなく最初のAさんの仕事まで手伝ったのですから。このBさんの仕事を手伝うことはかなり負担です。
でもAさんの仕事だけ手伝ってBさんの仕事は手伝わないとなってしまうと、人間関係の問題に進展しかねません。
あなたはBさんの仕事を手伝います。
あとはもうわかりますよね?
Cさん、Dさん、Eさんが現れます。
あなたは、
『あの人に頼めばなんとかしてくれる人。』になってしまいます。
気がつくと『これをするのは○○さん(あなた)の仕事だ』という認識になり、元々は違う人が担当だったはずの仕事を、あなたがすることが全職員の共通認識になります。
最初の時点で他の人よりも仕事量が多かったのに、周りからも仕事を吸収するようになってしまいました。
このままではあなたは自滅です。
他人の仕事ばかりやって自分の仕事は山のように。
家で持ち帰ってやっても、休日出勤をしてやっても、全然終わりません。
そもそも自分の仕事もあるのに、どうして他人の仕事までやらないといけないのでしょう?
仕事を頼んできた他人は、休みの日はカフェで優雅に時間を過ごしているのに。
自分は休日も仕事のことを考えて気を休める暇がありません。
そして気を休める余裕もないから、態度に表れてきます。
あなたは職場の中で一人だけカリカリしている、雰囲気を悪くする人です。
バカらしいでしょう?
そんなことになったら。
こっちはがんばって、無理をして、それで人からの評価は、あまり一緒にいたくない人です。
『あの人、仕事はできるけど・・・』です。
割に合いません。
だから自分の許容量は、日頃からしっかり確認をするようにしましょう。
『できない。』と思ったことは「できません。」と伝えましょう。
できないことを伝えるのは悪いことじゃありません。
むしろできないことを上手にアピールできる人ほど、意外と仕事の評価が高かったりします。
あなたはできもしないのに軽い口約束をする責任感のない人。
あの人は仕事量は少し少ないかもしれないけど、自分の仕事はきっちりこなす責任感のある人。
こう見られていることもあります。
そんなのやってられないでしょう?
そんな評価になるぐらいなら、できない仕事量は断ってみませんか?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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