傷つきやすくなった心。傷つくようなことではないのに傷ついてしまう。

皆さんは自分の心が傷つきやすくなったと感じるようになったことはありますか?

 

ちょっとしたことでもひどく傷ついて落ち込んでしまったり、本来ならば傷つくようなことでもないことにも傷つくようになってしまったことはありませんか?



心のバリアが弱ってしまっている状態なんですね。

 

 

心が元気な状態のときには気にならないようなことでも気にしてしまい、傷つくようになります。

 

心が元気な状態のときにはバリアで防ぎ、跳ね返せるようなことでも直撃してしまい、ひどく傷つくようになります。

 

自分でも思いがけないことに傷つき、しかもそれが尾を引くようになります。

 

 

この状態になると外部からの刺激に敏感になり、過剰に反応してしまいます。

 

 

『わたしはこんなにも弱い人間だったのか!?』と自分が情けなくなってしまいます。

 

『相手は悪気なんてないのに・・・』、『いつもあんなにも良くしてくれているのに傷つくなんて相手に悪い。』と変な罪悪感を持ってしまいます。

 

きつい言動をされるとひどく心が乱され、冷静な状態でいることが困難になります。

 

立ち直ることにも時間がかかり、相手から言われた状況をいつまでも頭の中で再現してしまいます。

 

そして再現映像が流れるたびに傷つきます。

 

 

この状態が続くと人と関わることに恐怖を感じます。

 

 

人と関わることが怖く、自分の態度次第では相手に傷つけられると思ってしまいます。

 

人と関わる前にすごく勇気を振り絞らないと動けなくなってしまいます。

 

人と関わった後に通常の何倍もの疲れを感じ、気力がなくなってしまいます。

 

以前は人との交流が大好きで、積極的に人と関わっていた人でも臆病になり、消極的になっていきます。

 

ちょっとしたことでも『わたしが悪い。』とすぐに思うようになり、相手から責められているように感じます。

 

 

人間ね、人と交流するときは痛みもつきものなんです。

 

 

人と交流することは楽しい気持ちやうれしい気持ちにさせてくれますが、それだけではありません。

 

自分にとっていいことばかりではありません。

人と交流するということは楽しいことだけではなく、つらいことや悲しいことも起こります。

 

 

外部からの刺激に対して無傷でいることはできません。

 

 

人と関わっていく限りは傷つけることも傷つけられることもあるんです。

 

 

通常の状態であれば心が外からの攻撃に対してはバリアをはります。

 

日常生活の些細なことでいちいちダメージを受けていたら生活できないので、ある程度の攻撃ならバリアで無効化します。

 

傷つくようなことを言われても『なんだあいつは!むかつくこと言いやがって!なにさまだ!』と相手に反撃をします。

 

 

心のバリアで落ち込んでしまうことを極力回避しています。





心のバリアは自分自身を守ってくれる重要なものなんです。

 

この心のバリアがあるから日常生活で些細なことではいちいち落ち込まないし、人との交流も恐怖を持たずにできるんです。

 

恐怖を持たずに人と関われるから疲れることも少なく、ちょっとしたことくらいなら意識もしないぐらい鈍感でもいられるんです。

 

 

でもね、心が疲れてくるとこのバリアの性能も落ちるんです。

 

 

外部からの強い刺激があると心のバリアだけでは完全には防ぎきれないんです。ダメージはかなり軽減されるものの心に傷ができます。

 

そして心の本体にダメージが残ると、外部からの刺激が強く感じるようになります。

 

外部からの刺激を強く感じるようになると、心のバリアを使って守らないといけない場面が増えてきます。

 

 

心のバリアにも耐久性があります。

 

 

外部からの強い刺激が少なく十分に回復できたらいいのですが、心のバリアが回復しきる前にどんどん外部から刺激がとんできます。

 

心のバリアは性能が落ちており、100パーセントの機能を発揮できません。

 

性能が落ちたバリアでは防ぎきれない刺激がいくつかでてきます。

 

そしてそれは時間が経過すればするほど多くなります。

 

 

外部からの刺激はどんどん強く感じるようになるのに、心のバリアの性能はどんどん落ちていきます。

 

心のバリアが完全な状態なら傷つくことがないようなことでも傷ついていき、心はどんどん疲れていきます。

 

 

そして心のバリアが出せなくなる状態にまでなってしまいます。

 

 

こうなると外部からの刺激はあなたにとって脅威以外のなにものでもないんです。

 

外部からの刺激を緩和するものがないので心は無防備な状態です。

そんな状態で外部から強い攻撃を受けたら心にすごいダメージがいくんです。

 

人と関わることに必要以上に怯え、緊張するようになります。

 

元気な状態なら流せることが流せなくなり、元気な状態なら気づきもしなかったことに反応するようになってしまいます。

 

ひどく繊細で敏感な期間になります。

 

 

こういうときは人との関りは最低限にしましょう。

 

 

『いつも通りにしなくちゃ!』と思い、人との交流をがんばる人もいるのですが、そんなことはしなくていいです。

 

怖いときは怖いです。

 

傷つきやすい状態なのに、わざわざ自分から傷つくようなことをしなくていいです。

 

 

今は心のバリアを修復することが大事です。

 

 

心のバリアが壊れているときは今までどおりにはできません。

 

気丈にふるまわなくていいです。

怯えてしまうのが当たり前です。

 

傷つきやすくなっているときは極力傷つくことから離れましょう。

 

『それは逃げだ!』と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

壊れたバリアのままで戦場に行くのはただの無謀です。

 

心のバリアが修復できるまで焦らず、ゆっくりしてみるのはどうですか?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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