皆さんは運命ってあると思いますか?
僕は青臭いですが、運命ってものはあると思います。
人と人が縁でつながっているのも運命の一種、一部だと思っています。
この運命なのですが、幸せになるのならいいのですが、必ずしも全員が幸せになるわけではありません。
幸せになれる人の椅子には限りがあります。
全員分の椅子は用意されていません。
ということは椅子に座れない人たちもたくさんいるということです。
その人たちは幸せの椅子に座れないのだから、立っているしかありません。
幸せを感じることも不幸を感じることもなく、日常を繰り返していきます。
これだけで終われればいいのですが、
運命とはほんとに厄介なもので、不幸の椅子まで用意してくれます。
もちろん、この不幸の椅子にも限りがあります。全員が座れるほど用意できていません。
だけど、確実に、不幸の椅子は用意されています。
その椅子に座らないといけない人が一定数出てくるんです。
あなたが恨むようになってしまったのは、この不幸の椅子に選ばれてしまったからなのかもしれません。
世界は一定数の幸せの人間、多数の普通の人間、そして一定数の不幸の人間へと分類をします。
幸せの人間とそうじゃない人間とだけの分類でいいのに、わざわざ不幸の人間の席を世界は確保しています。
ほんとによけいなお世話です。
このね、不幸の椅子を用意されてそこに座らされた人はどうすればいいんでしょうか?
幸せの椅子に座っている人には心情をまったく理解されません。「努力もせず、口だけ一人前の負け犬が!」となってしまいます。
幸せの椅子にも不幸の椅子にも座っていない、つまり立っている人からは「あなただけがしんどいんじゃないんだ!みんなしんどいんだ!それでも弱音を吐かずにみんながんばっているんだ!」となってしまいます。
不幸の椅子に座っている人の心情は、不幸の椅子に座っている人にしかわからないんです。
あなたのことを理解してくれる人は少ないかもしれません。
しかもね、不幸の椅子に座っている人って欲張りな人が多いんです。
『自分さえ幸せになれればそれでいい。』と思えない人たちが多いです。
あなたの大切な人にも不幸の椅子には座ってほしくないんです。
あなたの知人にも不幸の椅子には座ってほしくないんです。
あなたの目の届く範囲の人には普通に立っていてほしいんです。
あなたの特別な人には幸せの椅子に座ってほしいんです。
そんな考えの思考の人ほど、不幸の椅子に座ってしまうようになるんです。
目の届く範囲の人に不幸の椅子に座れないようにする!
特別な人を幸福の椅子に座らせる!
そんなこと、できると思いますか?
あなたにそんな力、ありますか?
そんなことアンパンマンでも無理ですよね。
バイキンマンをアンパンチで吹き飛ばして、めでたしめでたしで終われるヒーローなんですから。
あなたはバイキンマンを吹き飛ばしてめでたしめでたしで終われるほど、単純な性格ではありません。あなたはもっと複雑な、ひどい言い方をするならもっと面倒な性格なんです。
あなたはバイキンマンにも不幸の椅子に座ってほしくないと思っているんです。
そのためには、あなたはアンパンマンを超えないといけません。
できますか?
知り合いが増えれば対象が増えます。
特別な人が増えれば対象が増えます。
そんな知り合いのすべてを、不幸の椅子に座らせないようにすることができますか?
そんな特別な人のすべてを、幸せの椅子に座らせることができますか?
不可能ですよね。
そんなの夢物語です。
でも、あなたにもできることはあります。
それは、、、
あなたが不幸の椅子に座ることです。
不幸の椅子には数に限りがあります。その数を一つでも減らすことができたら、不幸の椅子に座らせる対象を減らすことができます。
だからあなたがその椅子に座って残りの数を減らすんです。
まあ、実際は自己犠牲みたいな格好つけたものではなく、他の人を幸せにしたいという想いがあなたを不幸の椅子に座らせるのですが。
あなたがね、他人のことを考えず、自分のことだけを考えられるような人だったのなら、不幸の椅子に座る可能性は低かったんです。
それどころか、幸せの椅子に座る可能性が高かったんです。
あなたは他の人まで幸せにしたいという欲張りで、とても優しい人だから、不幸の椅子に座ることになってしまったんです。
自分の人生を生きることで精一杯なのに、他の人の幸せも考えることができる甘ちゃんだから、幸福の椅子に座れないんです。
幸福の椅子に座っている人って、わがままで自分勝手な人が多いんです。
自分のことしか考えていない人ですね。
もちろんね、他の人のこともしっかり考えて、助け合って幸せの椅子に座っている人もたくさんいます。
でも、それと同じくらいに多いのが自分のことだけしか考えずに、他の人は『どうでもいい。』と割り切ることができる人です。
あなたがそんな人だったら幸福の椅子に座れているかもしれません。
幸福の椅子に座れなくても、せめて立っている状態だったのではないかと思います。
少なくとも不幸の椅子に座っている可能性は、今よりもはるかに少なかったはずです。
もう少し自分のことだけを考えてみませんか?
人のことを考えることができる人のことを思いやりのある人と言いますが、あなたの場合、人のことばかりを考えて自分がおろそかになっているのではないですか?
しばらくは自分のことだけを考えてください。
あなたには今、人のことを考える余裕はないはずです。
あなたが不幸の椅子に座ってしまった原因は優しさと思いやりにあります。
ですがそれも、限界が来ています。
あなたは優しい人のため、無意識化でも他の人のことを考えてしまうかもしれません。
それを意識的にシャットアウトしてください。
他人よりも今は自分です。
他人を大事にすることも大切ですが、あなたのような人はまず、自分のことを一番大事にしていかないといけないと思いますよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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