弱い自分が情けない。自分をいつも責めるよりも自分を認めよう!

皆さんは自分のことを「弱いなー。」と思ってしまったことはありますか?

 

自分のあまりもの弱さに落ち込んでしまったことはありますか?

「ここまでわたしは弱いのかー。」と自分に対して幻滅してしまったことはありませんか?

 

これってすごくつらいことなんですよね。




自分のことを必要以上に責めてしまいます。

自分のことを必要以上に卑下してしまいます。

 

自分のことを情けない人間と思いこみ、他人よりも劣っている存在として見てしまいます。

 

そうなると自分の悪いところばかり見えてくるようになるんです。

 

もちろんあなたは悪いところばかりでなく、良いところや他の人に比べてすぐれているところもたくさんあります。

 

でも、そんなことが見えなくなってしまうくらい自分のダメなところが目立ってしまうんです。

 

悪いところばかり見つけることが多くなり、最終的にその理由は自分が弱いからだと結論付けます。

 

自分が弱いからあの人よりもできなくて、自分が弱いから他人よりも悪いところがたくさんあって、自分が弱いからこんなにダメな人間なんだとわけのわからない結論を出します。

 

 

弱いことと劣っていることは本来は直接結びつかないことなのに、強引にそれらを結びつけます。

 

 

そして自分が弱いのを理由にして自分を徹底的に責めます。

 

自分を極端に攻撃していきます。

 

『弱いのは罪だ!』とばかりに自分を犯罪者であるかのように扱います。

 

『なんでこんなこともできないんだ。』、『なんでこんなにも弱いんだ。』、『もっと強かったはずだろ?』、『一体いつからこんなにも弱くなってしまったんだ。』と自分が情けなくてたまらなくなります。

 

 

人がね、弱い自分を必要以上に責めるときは、自分の強さを知っているときです。

 

 

自分の強さを知っていて、自分ならこんなことで落ち込んだりしないと思っているときです。

 

ショックを受けた事実はもちろん、自分が思っている以上に落ち込んでいる事実にあなたは驚いているんです。

 

こんなことで傷つくような弱い人間じゃなかったのに、こんなことに傷つくようになっていた弱い自分にすごくショックをうけているんです。

 

 

いつの間にかこんなに弱くなってしまっていた自分が許せません。





こんなことで傷つくような弱い人間は自分なんかじゃないんです。

 

自分は本当はもっと強くて、こんなことぐらいで負けてしまうような弱い人間ではなかったはずです。

 

今までの自分ならこんなにも傷つくことなんかなく、こんなにも情けなくてみじめな思いをすることもなかったはずなんです。

 

 

あんな他人なんかに自分の心を揺さぶられてしまった自分が許せません。

 

あんな他人なんかを気にしてひどく落ち込んでしまう自分が悲しいです。

 

本来の自分はこんなにも弱くなかったはずなのに、弱くなってしまった自分が情けなくて仕方ありません。

 

 

元々が強かった人ほど自分が弱くなってしまったことを実感し、弱い自分が情けなくて許せません。

 

 

今の自分をなかなか認めることができないんです。

 

 

だから落ち込んでいる自分に対して『こんなことで落ち込むな!』と活を入れるんです。

 

ひどく傷ついているのに、『こんなことで傷つくはずがないだろ!芝居をするな!』とさらに追い打ちをかけます。

 

それでも泣き言を言ってしまう自分が情けなくて悔しくなります。

 

 

なかなか強かったころのあなたに戻れません。

 

 

でもそれは当り前のことなんです。

 

弱いことを情けなく思うほど毛嫌いをしているあなたが、強いままの状態ではいられないほど疲れてしまっているんです。

本当はね、自分が思っている以上にあなたはヘトヘトなんです。

 

本当なら自分に「よくがんばったね。」、「疲れたよね。」と声をかけないといけない場面なんですね。

 

本当なら自分をいたわらないといけない時期なのですが、弱くなってしまうことを嫌うあなたはねぎらうことができないんですね。

 

 

「前みたいに強い状態に戻れ!!」があなたの要望なんです。

 

 

それを達成する前に甘やかすわけにはいかないんです。

 

それを達成するまでは泣き言なんて聞いてやりません。「弱音を吐くな!」と強く鞭を打ってやります。

 

こんなところで満足されたら困るんです。

 

 

こんなところで自分を受け入れて、弱いままの自分でいられたら困るんです。

 

 

だからどんなにしんどくても「何をしているんだ!?」、「もっとがんばれ!!」という言葉を止めません。

 

「お前はそんなもんじゃないだろ!!」と自分を奮い立たせます。

 

必死で強い自分に戻ろうとします。

 

 

あのね、あなたは別に弱い人間なんかではありません。

 

 

あなたと同じ境遇になれば、誰だって今のあなたのようになります。

 

あなたよりも弱ってしまう人も多いはずです。

 

あなたが今のように弱ってしまったのは、情けないことなんかではありません。

 

人間ならごく普通のことなんです。

 

 

だからそろそろ、今の自分を受け入れてあげませんか?

 

 

本当に弱い人間は自分のことを『なんでこんなに弱いんだ!』なんて責めません。

 

弱い自分がベースなので、自分が弱いなんて今さら責めるようなことでもなんでもないんです。

 

自分のことを弱い人間だと責めてしまうのは、いつだって強い人間なんです。

 

そんな強いあなたでも今は弱ってしまっているんです。

 

根性でどうにかなるものではありません。

 

今の自分を許してあげることが、強い自分を取り戻す一番の近道です。

 

そんなにも自分を責めてしまっては、自分がかわいそうですよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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