皆さんは人の否定しかしない人間と関わったことはありますか?
ただの愚痴レベルならいいのですが、本気で相手をダメ出しするほどの否定しかしない人と関わったことはありますか?
これって大変です。
だって、否定しかしないんです。
あなたのいない場所で陰口を叩かれているのなら、あなたもさほど気にならないとは思います。『この人は本人を前にしたらいい人ぶるのに、陰ではみんなの悪口を言ってるなー。どうせわたしのことも陰で色々言ってるんだろう。あまり関わらないようにしよう。』と対応ができます。
だけど人の否定ばかりする人は、強い人はものすごく強いです。
本人に面と向かって直接否定をします。陰で言うことはなく、はっきりと言葉で伝えます。ある意味男らしい人です。
「こうしろ!」、「ああしろ!」、「こんなことはするな!」、「なんであんなことしたんだ!」、「なぜ言うことが聞けないんだ!」などなど、まるであなたのことを自分の所有物であるかのように扱ってきます。
いやいや、『なんでわたしがあなたの言うことを聞かないといけないんですか??』状態なんですが、否定ばかりしてくる人ってそのことに気づいていません。
さらに猛者ともなると、それをわかった上で「俺の言うことを聞け!!」と押しつけてくるんです。
どこまでも俺様な人ですね。
すべてが自分中心の人です。
否定する対象は一人では終わりません。
関わる人、関わる人にダメなところを探しだし、ほめることなく否定をします。
その人のいいところなんか全然目に入っていないんです。
相手の長所を見つけることはできず、相手の短所を見つけるスペシャリストです。
(しかも自分にとっての。)
人を否定することってあまり楽しくないですよね?
その対象者が自分がすごく嫌っている人で、言いたいことも山ほどあり共感できる場合は別ですが、その人のことを特になんとも思ってなかったり、むしろ好意を持っている相手なら、その人を否定されることは面白くありません。うんざりします。
話が合い盛り上がっているときは別ですが、次第に話も合わなくなり、その人のことを毛嫌いする人も増えてきます。
話題が合っているうちはいいですが、話題がずれてしまうと急に嫌な人に変身してしまいます。
人のいいところを見ようともせず、悪いところだけを探しだして、自分より下だと見下してちっぽけなプライドを守る。
競争することしかできなくなって、負けたくはないから相手の欠点を作り出す。自分の都合のいいように相手を悪い方へと解釈する。
小さな人間です。
そんな小さな人間なのにプライドだけは人一倍あるんですね。
自分の悪いところはわからずいいところばかりがわかっていて、他人のいいところがわからず悪いところばかりわかってしまうというスペシャリストです。
自分が長所(だと思っている点)と、相手の短所(だと思っている点)で比較して勝手に勝負をします。
それでも勝てないときは、相手の短所を妄想で作り上げます。
(その人自身は分析をしていると思っているのですが、妄想のようになるようにこじつけていきます。)
自分の長所を伸ばすよりも、相手の短所を理屈をつけて落とす方が簡単なんです。
人と比べて自分が勝てないと尊厳を保てない人たちなので、自分に勝てるところがなければ相手が負けることを作るんです。
相手との関わり方として
①相手を見るときに悪いところから見つけていきます。
②相手の良いところからは目をそらします。
③相手の悪いところを拡大解釈していきます。
④相手の良いところは過小評価をします。
こういうことを意識せずに行います。
もはや意識せずに悪いところばかりが見えてしまい、発言もその人の悪口ばかりになっています。(しかも特に意識していないので悪口を言っていると気づいていない場合も多いです。)
そんな人と一緒にいることが多いと、あなたがその悪口の対象になってしまいます。
ずっとあなたの否定ばかりです。
言動のいたるところであなたの否定が入ります。
あなたを肯定することはほとんどなく、否定ばかりされてしまいます。
そして自分がどれだけあなたより優れた人間であるかを延々と説明してきます。
『いや、そんなに説明しなくても・・・』とこちらがうんざりするほどに。
それにうんざりしているうちはまだいいです。
最悪なのは何度も何度も繰り返し言われることによって、あなた自身がその思考にそまってしまうことです。
否定ばかりしてくる相手に洗脳されてしまうことになります。
その人に洗脳されてしまうと『自分は何もできない人間だ。』と思い込んでしまうようになります。
当然ですよね。
いいところは全然見てくれず、悪いところばかり指摘されるのですから。
肯定してもらえることなんてなく、いくらがんばっても否定しかしてこないのだから。
そんな人ばかりがあなたの近くにいたり、一番近い相手がそんな人だった場合は、自分の方がズレているんだと思ってしまいます。
だって本当に徹底的ですからね。
「わたしは正しくて、お前が間違っている!!」を本当に徹底的に言われ続けてしまったら、『自分の方が間違っているのか?』と不安になるのも無理はありません。
相手の方が正しいことを言っているような気になってしまうのも仕方がありません。
そういう人とは一定以上の距離をとることがベストですが、それができない場合は『あっ、この人飽きもせずにまだ言ってる。よっぽど暇なんだなー。』と流すことを意識しましょう。
あなたにとって正しいのは相手ではなく、あなた自身です。
否定ばかりしてくるような相手に負けてしまうのはもったいないですよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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