皆さんは自分的には一生懸命、精一杯がんばっているつもりだったのに、それを他人に否定されてしまったことはありますか?
自分のできる範囲でできることはやっていると思うのに、全然認めてくれなくて「もっとやれ!」、「しっかりやれ!」ばかり言われるようになってしまったことはありませんか?
これってすごく悲しいことなんですよね。
自分とその人との温度差にがく然としてしまいます。
たしかに結果としては自分はほめられたものではないかもしれない。
だけど、一生懸命がんばっているということだけは見ていてほしかった。
その人にとっては結果がすべてなのかもしれないが、それでも過程を尊重してほしかった。
結果がその人にとって期待外れであったとしても、一生懸命がんばっていること、せめてそれだけは理解してもらいたかった。
それなのに『それすらわかってくれていなかったんだ。』と悲しくなります。
あなたが普段から一生懸命がんばっていればいるほど、ひどくむなしくなります。
もしくはその過程すら、その人にとってはがんばっているように見えなかったのか?
「まだまだお前は甘い!!」と言われているのか?
「そんなものはがんばりでもなんでもない。できて当たり前のことだ。」と言われているのか?
『わたしは周りと比べて甘いのだろうか?こんなにがんばっているつもりなのに?』と疑問が浮かびます。
そして、もっとがんばらなくてはならないという現実に茫然とします。
そうなんですよね。
自分では精一杯がんばっているつもりでも、それでも相手、あるいは周りは認めてくれないんです。
「全然がんばっていない!」、「もっとしっかりしろ!!」と厳しい評価をくだされます。
自分では精一杯がんばっているつもりでも、相手に伝わっていないんです。あるいは自分はすごく甘いんです。
今のままではダメなんです。
もっともっと、もーっと、がんばらなくてはいけないんです。
今のがんばりでも認めてくれないのなら、もっとがんばって相手を認めさせないといけないんです。
今のがんばりでも「しっかりやれ!!」と文句を言ってくるのなら、もっともっとがんばって相手を黙らせないといけないんです。
今のがんばりでも「お前は甘い!」と指摘されたのなら、もっとがんばって自分に厳しくならないといけないんです。
どうしても相手にわたしががんばっていることを認めてもらいたいんです。
こんなにもがんばっているのに、それを否定されてしまうことだけは嫌なんです。
そのためにはもっとがんばるしか方法はないんです。
今まで以上にがんばって、相手が否定する余地も残さないようにすればいいんです。
今まで以上にものすごくがんばって、相手を感心させるようにすればいいんです。
「全然がんばっていない!」なんて戯れ言を二度と口にできないくらい、わたしのがんばりを見せつけてやればいいんです。
はい。残念。不正解です。
そもそも、今のあなたにこれ以上がんばることは無理です。
がんばりを否定されて悲しくなるほどに、あなたは既にがんばりすぎているのだから。
『わたしはすごくがんばっているんだ!』と言いたくなるほどに、既にすごくがんばっているのだから。
普段からがんばっていない人なら、もっとがんばるということも可能ですが、あなたは普段からもう十分すぎるほどがんばっている人なんです。
かかとをあげて、既に背伸びをしてしまっている状態なんです。
背伸びをしている状態でさらなる背伸びはできません。
本当につま先だけで立とうとしてこけてケガをするか、もしくは自重に耐えきれずに足の指を骨折します。
もうこれ以上は無理だというくらいに、あなたは現在もがんばっているんです。
その人に認めてもらうにはもっとがんばらないといけないんですが、あなたにはその余地がもうないんです。
残念なことですが、あなたはその人に認めてもらえるほどがんばることはできません。
「もっとがんばれ!!」という声にうんざりしてしまうほど、あなたはがんばってきたのでしょう?
『まだ認めてくれないのか!?』と思ってしまうほど、あなたはがんばってきたのでしょう?
なら、それが正解なんです。
あなたが本当に『わたしはがんばってきたのに・・・』と思うのなら、あなたは自分に満足がいくぐらいがんばってきたんです。
他人なんかに否定されたくないくらい今もがんばっているんです。
それでもそれを理解してくれない人間はいます。
「あなたならもっとできるはずだ!」と過剰な期待をしてくる相手もいます。
自分の都合からあなたががんばり続けてくれないと困るから、「もっとがんばれ!しっかりしろ!!」と言い続けてくる人はいます。
その人たちはね、いくらがんばろうがあなたをほめてくれることはありません。
結果を出したら出したでもっと上の結果を求めます。
あなたの結果に満足してくれる人たちではありません。
あなたががんばっているかどうかなんて関係ないんです。
ただ、もっと自分自身を満たしてほしいんです。
もっと自分に貢いでほしいんです。
そんな人たちにあなたががんばっているかどうかを決めてもらいたいですか?
がんばっているかどうかはあなたが決めたらいいんです。
本来なら自分で決めていいことなのに、あなたは疲れすぎて相手にゆだねるような状態になっています。
そんなに疲れている人ががんばっていないなんてことはありえません。
もっと自分の判断を信じたらいいと思います。
他人なんかにあなたががんばっているかどうか決めてもらうのは、もったいないことだと思いますよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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