ごめんなさいは使いすぎ注意。いつも謝ってばかりだと軽い言葉に。

皆さんは今まで生きてきて一体何回謝ったことがありますか?

謝ったことが一度もないなんて人はいないと思います。

むしろ数えきれないくらい、予想も立てられないほど謝ってきた人がほとんどだと思います。

「わたしは今までに32回、人に謝ったことがあります!!」なんて会話をすることはないですよね。




「ごめんなさい。」という言葉は相手に対して謝罪を伝えるための言葉です。

 

「ごめんさない。」をしっかりと言える人は相手のことを思うことができる人、礼儀がわかっている人、自分の非を素直に認めることができる人として、協調性がある人間とみなされます。

周囲の受けも謝罪を全然しない人よりははるかにいいです。

 

でもねこれ、注意することが二つあります。

 

それは・・・

 

 

「ごめんなさい。」と謝りすぎないことです。

 

 

いつも謝ってばかりの人にならないことです。

 

 

「ごめんなさい。」という言葉はね、相手に謝罪を伝えるための大切な言葉なんですが、回数を重ねれば重ねるほど軽い言葉になってしまいます。

 

「言いすぎました。ごめんなさい。」、「僕のミスです。ごめんなさい。」は普通の日常会話ですが、

「言いすぎました。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいーっ!」、「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。僕のミスです。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」となってしまったらどうでしょう?

 

『この人、本当に謝る気はあるのか?』、『何をそんなにおびえているんだ?』となってしまいます。

『なんだこいつ?大丈夫か?』といったように危ない人だと認識する人もいるでしょう。

 

あなたは真剣に謝っているつもりなんですが、周りからみたらこんな感じになってしまうんです。

 

 

謝る回数も限度を超えると相手は嫌悪感しか感じません。

 

 

いつも謝ってばかりで、「ごめんなさい。」がもはや口癖になってしまうこともよくありません。

 

「迷惑をかけました。ごめんなさい。」、「心配をかけました。ごめんなさい」は普通の言葉ですが、

相手からの挨拶の返答に「あ、おはようございます。ごめんなさい。」、コンビニで店員さんにお金を渡すときに「お金です。ごめんなさい。」、外食をしたときに店員さんに「日替わり定食にします。ごめんなさい。」となってしまってはどうでしょう?(なかには文房具屋さんのレジで「僕がこの消しゴムを買ってもいいてでしょうか、ごめんなさい。」なんて強者も実際にいます。)

 

『え!?・・・いや、あの、そんなこと言われても・・・』と戸惑ってしまいますし、『なんで謝ってんだ?こいつ?アホか?』と不審にも思われるんです。

語尾が「ごめんなさい。」になるくらいにいつも謝ってばかりだと、相手をよけいに怒らせてしまったり、相手を不快な気持ちにさせるんです。

 

 

それになんといっても口癖のように謝っていると、あなたの言葉に傷つく人がいます。

 

 

「ごめんなさい。」という言葉を口癖のようにいつも使っていると、それは謝罪の言葉ではなく相手を責める凶器の言葉になるんです。

 

 

高頻度で「ごめんなさい。」という言葉を使っていると、「わたしは悪くない。悪いのはお前だ。」と言っているのと同じになるんです。

あなたは知らず知らずのうちに自分の不満を「ごめんなさい。」という言葉に変換して周囲にまき散らしているのかもしれません。

 

 

その中には繊細で傷つきやすい人もたくさんいます。





あなたの「ごめんなさい。」で傷ついた人はたくさんいます。

あなたが思っている以上にあなたの言葉で周りを傷つけています。

 

「ごめんなさい。」って言葉はね、「ありがとう。」と並ぶ人との関係を良好に維持していくための言葉なのですが、「ありがとう。」以上の破壊力を持っている言葉なんです。

 

 

使い方を決して間違ってはいけません。

 

 

自分が悪いと思ったとき、相手に迷惑をかけたと思ったときは素直に「ごめんなさい。」を使えばいいと思いますが、毎回毎回ただ謝ればいいというわけではありません。

「ごめんなさい。」をむやみに連呼したり、口癖のように言うのはよくはありません。

 

 

すぐに謝ってばかりだと、「ごめんなさい。」の価値が下がるんです。

 

 

「ごめんなさい。」を連呼していると、相手を思っての気持ちではなく自分を守るための手段に成り下がります。

 

 

『こいつ全然反省してないなー。こんなことなら謝ってもらわない方がいい。気分が悪い。』となります。

「ごめんなさい。」を口癖のように使っていると、いざというときに相手は全く信用してくれません。

あなたが本心で言っているときであっても『ああ、また出た。こいつのごめんなさい。うっとうしいなー。どうせ思ってもないんだから謝るなよ、もう!』、『またごめんなさいと言われた。どうしてこの人はこんなにわたしを責めてくるの?そんなにも恨まれることわたしした?もう許してよー!』となります。

 

 

「ごめんなさい。」は相手に許してもらうための切り札です。

 

 

いつも簡単に「ごめんなさい。」を使っていると、いざというときにその効果を発揮できません。

いくら謝っても通じなくなってしまいます。

誰もあなたのことを信じてくれなくなります。

 

ごめんなさいという言葉は謝罪の意味だけではなく『謝るから許してくれ!!』という相手への要求の言葉でもあります。

そこをわかった上で使わないと、人間関係に亀裂が入ることも多いと思いますよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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