皆さんは今の自分の生活に幸せを感じられていますか?
毎日が充実していると感じたり、日常を満足のあるものとして捉えることができていますか?
それとも幸せを感じられる状態になく、『どうしてこんなことになってしまったんだろう。』と嘆いて後悔している日々ですか?
これね、どちらの人もいるんですよね。
生きていて幸せを感じられる人もいるし、生きていて幸せを感じることができない人もいます。
生きていて幸せを感じられるのなら問題はありませんが、幸せを感じられなくなってしまったらどうでしょう?
自分の人生がひどく惨めなものに変わってしまうんですね。
そんなひどく惨めな生活を過ごしているあなた、あなたはどうしてそんな生活をしなくてはいけなくなってしまったんでしょうか?
がんばりが足りませんでしたか?
努力が足りませんでしたか?
怠けてばかりでしたか?
精一杯生きてきませんでしたか?
その差が今の違いとして表れているんでしょうか?
そんなことないですよね。
人間はね、生きている限り、自分の幸せを目指して生活しているんです。
日常の中でも自分が幸せになれるような小さな選択をしているし、人生の節目ではどれを選んだら自分が幸せになれるだろうかと真剣に悩みます。
そしてその選んだ選択に対してあなたは誠実であったはずです。
同じくがんばっていたはずなのに、一体どこで差がついたのでしょうか?
成功したと感じられるか、失敗したと感じてしまうかの違いなんですね。
幸せになるためにがんばって成功したら、人生はすごく充実するんです。『なにもかも楽しくて仕方ない!』と、生きている喜びを感じられます。
幸せになるためにがんばったのに失敗したら、不平と不満の日々になるんです。『なんでアイツは!』、『どうして俺は』と、生きていて惨めさを味わうんですね。
自分の人生を失敗だと捉えてしまうと、幸せそうにしている周りがうらやましくなります。
それだけに今の状態の自分が情けなくて、後悔の日々が続きます。
後悔の日々が続いているときは幸せはやってきません。遠ざかります。
というか、普通の感覚なら気づけるチャンスが、後悔で覆われているあなたには見えなくなってしまい、見逃してしまいます。
ほんとね、最初の歯車がピッタリと合っていればよかったんですけどね。
最初の歯車から少しずれると誤差はどんどん大きくなります。
後から戻そうにも難しく、もはや修復不可能です。
この状態はものすごくつらいです。
周りと比較ばかりして自分の惨めなところばかりを見てしまいます。
あこがれで終わればいいんですが、あこがれを通り越すと恨みや憎しみに変わるんです。
そうなると周りを妬むようになります。
性格も歪んでいきます。
歪んだ性格の人ってなかなか好かれないんですよね。
それがいい具合の変人具合であったら魅力になっていいのですが、度を超えすぎると魅力に思えず嫌悪しかない変人になってしまいます。
誰も寄り付きません。
離れていきます。
人間ってね、誰かに認められたいものなんですよ。
世界でたった一人でもいいから、あなたのすべてを認めてくれる人がいてほしいんですよ。
もちろん数は多ければ多いにこしたことはないですが。
だけどそこまで歪んでしまったあなたのことを理解してくれる人はなかなか現れないんです。
毎日幸せを謳歌している人からしたら、あなたは異常者です。
毎日幸せに向かってがんばっている人からしたら、あなたはがんばることをやめてしまった怠け者です。
あなたを理解してくれる人は、自分が幸せになることを忘れて周りを『不幸になれ!』と願える層だけです。
『その皆不幸になっちまえ!!』層と仲良くなれて仲間もたくさんできたらまだいいのですが、この層の人は普段は自分がそういう考えの持ち主であることを隠しています。
当然ですよね。
誰彼かまわず「どうして自分だけこんなに不幸なんだ!!」、「不公平だ!!お前らもみんな不幸になっちまえ!!」なんてことを大声で叫んだり、普段から口に出して言うことはできないです。
この思考にまで落ちてしまうと本当にしんどいんですよ。
周りの全てに憧れて、うらやましくて、まぶしくて、でも決してその場所にはたどり着けない。
たどり着けないことの理不尽さから周りを敵視し、恨み、憎み、妬み、そしてそんな自分を『醜い!!』と嫌いになります。
元々はね、願い事は一つだったはずなんです。
幸せになりたかった。
これだけなんですよね。
だけどあなたは幸せと感じられるものを手に入れられなかった。手に入れて大事にしなくてはいけないものだったはずなのに失くしてしまった。
まだね、若い頃なら『それを手に入れよう!』とがんばることができます。
失くしてしまった大事なものを無駄にしないためにも、がんばることができます。
だけど歳がいけばいくほど、その思考は薄れていくんです。
いままで長い年月をかけても手に入れられなかったものだから。
大事なもの過ぎて、それと同等のものをもう一度手に入れることの難しさを知っているから。
他人の幸福はね、
妬んでいいんです。
うらやましく思っていいんです。
恨んでもいいんです。
あなたはね、それが素直にできない心が綺麗な人だから、そんなにも苦しいんです。
心が綺麗すぎてそれを濁したくないんですね。
あのね、そんなものではあなたの心は濁りません。
というか、あなたが濁っていると思っている心で生活している人、普通にたくさんいますよ?
その人たちに対してあなたはすごく失礼な考え方を持っているんですよ?
不幸な思考になってしまうと「他人と比べるな!」、「人と比べず自分らしく。」といったようなことを言われます。このブログでも書いてます。
でもね、
どうしても比べてしまうような精神状態のときもあるわけです。
そんなときは我慢せず比べてください。我慢することなく思いっきり嘆いてください。
妬むの上等!それが人間です!!
あなたは自分に制約をかけすぎているのかもしれません。
自分は不幸だと思って幸せが見つけられないときは、不幸だと感じている自分のことを認めてあげてもいいんですよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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