皆さんはなにか問題が起きたとき、自分の中で処理できていますか?
それとも自分にはまったく原因はないと思い、他人にばかり責任を求めていますか?
どちらも極端すぎると問題がありますが、今回は人のせいにばかりする人について書いていきます。
人のせいにばかりする人は外に対して多くの敵意を発します。
『あんたがしなかったから!』、『お前があんなことをしたから!』と他人に対して怒りを持っています。
問題が起きたときに原因がどこにあるか、どう改善していけばいいのかを考える前に大きな考えが頭を支配します。
それは・・・
『お前のせいだ!』です。
この場合は心が自分のことをお前と思っているわけではなく、実際に近くにいる他人のことです。
問題が起きたときに冷静に対処することができず、他人のせいにして怒りをぶつけます。
問題が起きたことに対する不満を他人にぶつけることによって、怒りを少しでも発散させようとします。
自分の中で感情を上手に処理できないから、他人の力を利用するんです。
実際にその人が原因かどうかは関係ありません。
その人が原因であると決めつけ、その人のせいにします。
起きた問題に対してまったく関係ない人に怒りをぶつけてしまうのは自分の良心が痛むので、その人が原因であるという理由を作り、『その人のせいだから自分は多少のことなら怒りをぶつけてもいい。』という大義名分を作ります。
もちろん客観的に見てもその人に原因の大半があるときもあります。
ですがそれと同じくらい、その人には原因がほとんどないのに原因を捏造しているときもあります。
そして原因を見つける、原因を作ることができたら、あとは徹底的な攻撃です。
自分はどうだったかということを考えることもなく、他人を責めまくります。
自分はその人の被害者なので、何を言ってもかまわないし、どんな態度になろうといいんです。
他人が自分にとって不愉快な結果をもたらしたと思い込み、そのことで頭がいっぱいで許せなくなってしまうんです。
いくら怒っても怒りたりません。
もっともっとひどい言葉をあびせてやりたいし、もっともっときつい態度で相手を困らせたいんです。
自分のことを棚に上げて、相手にばかり原因を求めて、さらにそれを改善するように要求します。
わたしを怒らせるようなことをしたあなたがすべて悪いんです。
わたしは何も悪くありません。
反省する必要もないし、遠慮をする必要もありません。
自分の怒りを発散させるためならわたしは、あなたに何をやってもいいし、何を言ってもいいんです。
わたしは被害者であなたが加害者なのだから、どんなことをやっても許されるんです。
それで加害者のあなたが素直に認めて反省してくれればいいのですが、加害者が否定をしたり言い訳をしてしまうこともあります。
そうするとわたしの怒りはピークに達します。
『お前が原因でわたしはこんなに不愉快なことになっているのに、それさえ認めずにお前は自分が悪くないとでも言うつもりか!?』
ヒステリックですよね。
責任をすべて他人のせいにして、それをその人が否定すると『そんなことはない!!キーーィ!!』とブチギレするんです。
その間は『自分はどうだったか?』と振り返ることもありません。
ただただ相手が悪く、自分は悪くない。
それなのに自分が悪いことさえ認めることができないクズな相手のことを許せません。
そんなクズにはさらに怒りをぶちまけて、徹底的にわからせてやる必要があるんです。
もはやあなたが言い訳をしたことが許せなくて仕方なくて、怒りの炎は山火事のように大きくなり、おさまる気配はありません。
怒りを少しでも鎮めてもらおうと何かをしようものなら、火山が噴火したかのような爆発力のある攻撃をされます。
厄介ですよね。
これが全部わたしの思い込みで行動するんです。
第三者が客観的に見たら、どう考えても相手に落ち度があるとは思えず、わたしが暴走しているだけのときもよくあります。
『相手に非を認めさせるより、あんたの方が自分の非を認めろよ。他人に自分の責任を押しつけるなよ。』と思える場面もたくさんあります。
人のせいにばかりする人は、責任を人に押しつけることが大好きです。
そしてブレーキが一般の人よりもきかない人が多いです。
自分の感情を自分の中で処理することができず、他人を巻き込んで利用します。
本当は自分の責任逃れとイライラを解消するために、あなたや周りを利用していることに気づきもしません。
すごく失礼な人間でもあるんです。
人のせいにばかりする人がこのモードに突入してしまったときは、その人から避難しましょう。
正論で対抗しようとしても無駄です。
理解してもらおうと思っても無駄です。
元々そういうことが得意でない人が、なんでもかんでも他人のせいにするので、それをやめさせるということはすごく難しいです。
やめさせようとしている間にもあなたは攻撃されてボロボロになってしまいます。
怒りが鎮まるまで自然に任せましょう。
怒りが鎮まるまで時間に任せましょう。
あなたごときがどうにかできるレベルではありません。
災害と同じです。一早く避難することが大切になります。
そして相手から攻撃がきたとしても、それを真に受けないでください。
相手は自分のわがままをもっともらしく主張しているだけで、それは真実ではありません。
あなたがダメージをくらうようなことではありません。
気にしないようにして流しましょう。
頭の中に吸収する必要はありません。
なんでも他人のせいにする人は攻撃力があります。
あのモードに突入してしまうと金属バットで周りをすべて叩きまわる人間になってしまいます。
「わたしは無害だよ。安心して!」と言っている間に金属バットでボコボコです。
人から避難をするということは残念なことでもありますが、まずは自分の安全が第一ですよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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