嫌だと言えない。頼みごとをされても断れない。しんどくなってきたら?

皆さんは頼みごとをよくされますか?

 

それが自分にとって特に負担がないことなら断ることもないかと思いますが、自分にとって困ることを頼まれることもあるんですよね。

なかにはすごく厄介なことを頼まれることもあります。

 

そのときに皆さんは頼みごとを断ることができていますか?




断ることができない人も多いんですよね。

 

他人になにかを頼まれたときに、自分が嫌なことでもはっきりと断ることができない人もいます。

 

 

親しい人になら遠慮なく「嫌だ。したくない。」と断ることができるのに、ほかの人には遠慮してしまいます。

 

相手が頼る人が自分しかいないとわかっている場合なら、優しい人ほど断ることをためらいます。

 

また、そのときの状況によっては【ノー!!】と言えない空気のときもあります。

 

頼みごとという名の実質は命令のときもあります。

 

 

嫌なことを頼まれたときに断ることができずに承諾すると、その後に苦労をすることになります。

 

 

頼みごとをされてそれを断らないということは、相手にそれをすることを約束することになります。

 

そして頼まれたときに断れない人は、『約束は守らなければならない!』と認識しているような人のいい人たちが多いです。

 

 

頼みごとを引き受けたならしっかりとやって、相手の期待に応えようとするんです。

 

 

頼みごとを引き受けても『こんなのどうでもいいわー。嫌だからしないでおこう。』と思えるような人が少ないんです。

(そういう風に思える人は、頼まれたときにしっかりと断ることができる人が多いです。)

 

頼みごとを断ることができない人たちは『しっかりやらないと!!』と思う真面目で優しい人たちが多いんです。

 

簡単な頼みごとなら特に問題はありませんが、厄介な頼みごとの場合にも全力で取り組みます。

 

なんとかして頼まれたことをこなそうと努力して、がんばって、無理をします。

 

 

しかも頼まれていることが複数あるときもあります。

 

 

一人の人間から複数のことを頼まれていることもありますが、複数の人たちからそれぞれ別のことを頼まれていることもあるんですよね。

 

頼みごとを引き受ける人間は悪い言い方をするならお人好しです。

 

お人好しの人の周りには人が集まります。

 

頼まれたときに断ることを一切せず、いつも引き受けてばかりだと、あなたは最終砦になるんです。

 

 

周りの人間は『最終的にはあなたに頼めばいいや。』という認識になるんです。

 

 

そしてその人たちにとってあなたが断るという考えはありません。

 

あなたなら必ず引き受けてくれるという認識です。

 

それがますますあなたを断りにくい空気にしてしまいます。

 

 

もしあなたが頼まれたことを断れば、『え?何言ってるの?』と周囲はかたまります。




他の人は断っても「うん。そうか。仕方ないな。」ですむようなことでも、あなたが断れば「どうして断るんだ!?」に変わるんです。

 

断らずに引き受けても、他の人には「ありがとうー!ごめんね!よろしくー!」と言うのに、あなたの場合だと「じゃあよろしく。」の一言で終わります。

 

 

他の人とあなたは同じこと頼まれたのに、それに対する反応は全然違うんです。

 

 

他の人は断るとあっさりと対応され、引き受けると大げさに対応されます。

 

あなたは断ると大げさに対応され、引き受けるとあっさりと対応されます。

 

 

同じ人間なのに正反対の評価をされるんですね。

 

 

頼みごとをしているくせに、あなたが断るとすごく怒ってくる人もいます。

 

頼みごとをしているくせに、あなたがするという前提で命令してくる人もいます。

 

あなたが断れない人であることを利用して、たくさんの無理難題を頼んでくることもあります。

 

 

頼まれたときに嫌だと言って断れないことが続くと、あなたは何を頼んでも断らない人という認識に周りがなってしまいます。

 

 

そうなると引き受けるのが相手にとっても当たり前になってしまい、感謝も薄れていきます。

 

ただ頼みごとを断っただけなのに、まるであなたがすごく悪いことをしたかのような空気が周りから出てきます。

 

そして頼みごとを引き受けたときも相手はそれだけでは満足せず、ちゃんとあなたに結果まで出すことを要求します。頼みごとを引き受けてくれただけでありがたいという気持ちはなくなります。

 

頼みごとを断る人よりも断らない人の方が周りのハードルが上がるんです。

 

 

「嫌だ。」と言えないことの代償は、あなたが想像しているよりもはるかに大きいです。

 

 

少しずつ断る練習もしてみませんか?

 

 

頼まれたら断れないというのはあなたの良さではありますが、それが度を越えてしまうとあなたはかなりしんどい思いをすることになります。

 

あなたも苦労しているんだということを周りに知らせる必要があります。

 

他の人が断るような状況でも、あなたは無理をしてでも頼みごとを引き受けているんだということを周りにわからせる必要があります。

 

特に無理難題を頼まれたときは、あなただって大変なんだということを知ってもらう必要があります。

 

 

そうじゃないとずっと貧乏くじばかり引かされることになります。

 

 

まずね、他人の頼みごとは別に断ってもいいんです。

 

あなたの気持ちで決めたらいいんです。

 

断りにくい場面もありますが、それでもどうしても嫌なときは自分の気持ちを最優先させてください。

 

みんなそうしています。

 

自分の気持ちを最優先させることは悪いことではありません。

 

周りのことを考えて潰れてしまうようになるのなら、自分を守るためにも断ることは大切なことですよ?

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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