皆さんは人生で叱られたことってありますか？
『いや、わたしは一度も叱られたことがない。』という人も中にはいるかもしれませんが、少数ではないかと思います。
そのときあなたはちゃんと叱られましたか？？（叱られたとふてくされて右から左へってことではありません。）
ちゃんとした相手にしっかりと叱ってもらえましたか？？
相手にしっかりと叱ってもらえない場合もあるんですよね。
それはあなたのせいではありません。
叱ってくる相手の未熟さが原因です。
いい加減な叱られ方をしませんでしたか？
僕がいい加減な叱り方だと一番思うことは、叱る範囲を間違って正しさの押しつけをする叱り方です。
叱られるときにはなにか原因があります。
少なくともその叱ってくる相手や周りの誰かに不利益や不快な気持ちをさせたとき、迷惑をかけたときなどに叱られます。
あなたの言動のダメだった部分を指摘し、次からそんな言動をしないようにとの願いをこめて叱ってきます。
でもね、叱る相手が未熟だとうまく叱ってくれないんです。
「あんな両親の子どもだから！」
「あんな友だちと付き合っているから！」
「育てられてきた環境が悪かったんだな！」
「お前はできそこないの人間だから！」
「よくそんなことで今まで生きてこられたな！」
「反抗するのか！素直に言うことも聞けないのか！？」
どう思います？
意外とこれをしてくる人、まだ多いんですよね。
あきらかに叱っていません。
こんなのただの誹謗中傷です。
あなたの性格や、あなたの周りにいてくれた人たち、あなたという人間までも下にみています。
でもね、叱り方が下手な人はこれでしっかりと叱った気になっているんです。
誹謗中傷でもなく、正義をふりかざした気になってヒーロー気取りです。
『やってやったぞ。』と満足感でいっぱいになるんです。
かなり恥ずかしい人間ですね。
あなたはそんな恥ずかしい人間の犠牲になってはいませんか？
そんな人間の犠牲になって、ひどく落ち込んでしまいませんでしたか？
そんな人間にちゃんと『なに言ってるんだ！このクソヤロウ！！』と怒りの気持ちが出てきましたか？
相手には叱るという大義名分があるため、遠慮なく言ってきたり、本当は今回のこととは全然関係のないところでも、それがあたかも最大の原因だというように言ってくる人もいます。
叱り方にも技術が必要になります。
ただあいつの間違いをすべて指摘すればいいとだけ考えている人間に叱られると、大きなダメージをあなたは受けます。
本当に叱り方が上手な人は、あなたを納得させてくれます。
『そうか！あの言動がちょっとおかしかったんだな。次は気をつけよう。』と素直に頭の中に入ってきます。
叱ってきた相手に怒りの気持ちではなく、むしろ感謝の気持ちを抱かせてくれます。
ところが叱り方って、学校の授業では教わらないんですね。
学校の先生にも間違った叱り方をする人はたくさんいますし、人から教わる機会は少ないです。
ちゃんとした叱り方を教えてくれる人に出会えたら、それはすごくラッキーなことです。
普通は自分の人生から独自の叱り方を経験で学んでいく人の方が多いかと思います。
だから間違った叱り方を正しいものとしてとらえている人も多くいます。
叱り方ってよく叱る人が思っているほど簡単なことではありません。
むしろよく叱ってくる人は叱り方を間違っていることが多いです。
誹謗中傷やただの自己満足になっていることがほとんどです。
そんな人たちの犠牲になってあなたが落ち込む必要はありません。
実際ね、叱るということは難しいことなんですよ。
客観的に冷静に判断をしないといけないところなんですが、人を叱るときって攻撃的になる人がほとんどです。
言ってみれば威嚇ですね。
『これからあなたのことを叱るよ。しっかりと言うことを聞いてね。自分の方があなたより立場が上なんだよ。』と自分に気合を入れ、相手にもそれを納得させる雰囲気作りをするんです。
そこで雰囲気作りに入りすぎてしまい、冷静な状態でなくなってしまう人がいます。
あなたよりも優れた人間であるという勘違いをしてしまい、『上の人間である自分は下の人間には何を言ってもいい。』と自己洗脳にかかってしまうんです。
そして自分の思うように叱れていないときや、気分良く叱っていて調子に乗ってしまったときに一歩踏み外します。
全然関係ないことにまで飛び火がいきます。
あなたを全否定してくる場合もあります。
そのときはあなたは、反省をしないでください。
『なにを関係のないことまで言ってくるんだ！あんたに私のなにがわかるっていうんだ！何も知らないくせに知ったようなことを言うな！！』と心の中でしっかりと反撃をしてください。
（実際に言葉に出して反撃してもいいですが、その場合は相手との関係は悪化します。一方的に叱りつけてくる相手はあなたよりも立場が上のことがほとんどなので、今後のことを考えると面倒なことになります。）
叱り方を知らないで、土足であなたの中に侵入してこようとする相手なんて追い出してください。
大きな声で言われたり、確信しているような強い言葉で叱られることもあります。
一定の範囲までは相手の言ってることは適切かもしれません。でもその範囲を越えてまで叱りつけてくるのはあきらかにやりすぎです。
相手を疑ってみてください。
叱り下手な人間なんていくらでもいます。
『叱られた。』と落ち込んでしまうよりもまずは、相手がしっかりと叱ることができているのかを確認してみてください。
半分以上はあなたが落ち込むようなことではないかもしれませんよ？
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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