今までの全てが無駄になった日。人生が終わってからの生き方は?

『人生が終わった。』と感じたことはありますか?

『今までのすべてが無駄になってしまった。』と感じてしまったことはありますか?

 

今までがんばって必死で積み上げていたものが、一瞬で崩壊してしまうんです。




人生が終わったと感じる瞬間は走馬灯が襲います。

走馬灯が襲ってきてもあなたは死ねないんです。

 

身体の死じゃなく、心の死なんでしょうかね?

 

 

崩壊する前と崩壊後に明確な差があります。

 

 

崩壊する前の世界と崩壊後の世界はまったく別の世界です。

 

 

映画とかで未来の地球は滅んでいるといった設定の映像が出ることがありますが、あなたの内面の世界は正にそんな状態です。

青々としていた美しい地球は見る影もなく荒れ果てています。

そしてあなたは今、緑の美しい地球ではなく、荒れ果てた地球の住人になってしまいました。

 

さて、どうしましょうか?

潔く死にますか?

 

 

そういうわけにはいかないんですよね。

 

 

どんなに荒れ果てた地球であっても、あなたはこれからも必死で生きていかないといけないんです。

映画なら地球に隕石が衝突しました。人類は滅びてしまいましたで終われますが(ものすごく後味の悪い映画ですが、、、もし、実際にあったらごめんなさい。)あなたはバットエンドでは終われません。

 

 

バットエンドの世界で生きていかないといけません。

 

 

この世界で生きていこうと思うのはかなり大変なことなんです。

 

 

まずね、最初の状態は【ぽかーん】ですよ。何が起こったのかわからない。頭が真っ白。脳が考えることを拒絶します。

それから次第に脳が働くようになってきます。起きたことをゆっくりと分析し出すんです。ものすごい情報量が脳を襲います。

その次に激しい拒絶です。『そんなことあるわけない!!』と心が現実を拒否します。何度も何度も拒絶します。『受け入れてはいけない!!』、『これはなにかの間違いだ!!』と拒否します。

 

 

涙がどんどん溢れてきて、涙腺が壊れてしまったんじゃないかというくらい止まりません。

自分の声が今まで聞いたこともないような悲鳴をあげます。まるで獣のような泣き声です。

 

 

それでも受け入れようと脳が全力で働きます。

 

 

あなたは現実と闘います。

『こんなこと認められない!』から『それでも認めるしかない!』になるように必死で闘います。

 

それでも現実を受け入れることは難しいです。

自分にとってショックなことなら、拒絶することに疲れ果てて何も考えられない状態に逆戻りです。

 

 

ですがあなたはそこで終わりません。

 

疲れが少しでも回復したら闘いに復帰します。

 

 

何度も何度もこの行程を繰り返します。

 

 

これが現実なんだと受け入れることができるように。

 

 

簡単には受け入れられないことほど、このサイクルを繰り返します。

何年もかかる場合もありますし、最期まで受け入れることができない場合もあります。

 

 

この間はものすごく精神的にしんどいです。きついです。

 

 

途中でつらさに耐えきれなくなって、心が壊れてしまう人もいます。命を投げ出してしまう人もいます。

それほどまでに世界が崩壊するのは苦しいことなんです。



世界が崩壊する前と崩壊後の世界はまったく別の世界です。

 

 

世界が崩壊する前の世界ではあなたは幸せでした。

 

 

変わらない日常がどれほど素敵なものだったか、希望があるということがどれだけ輝かしいものだったか、自分がどれだけ満たされた日々を生きてきたか、それらを失ってしまってから初めて理解します。

 

 

あの満たされていた世界にはもう帰れません。

 

どれだけ泣こうがわめこうが、以前の世界にはもう戻れません。

 

 

あなたにできることは、この満たされない世界の住人として生きていくことだけです。

 

 

やる気なんて地の底です。

もうどうでもいいと自暴自棄になることもあります。

 

 

それでも生きていかないといけません。

 

 

苦しくても、しんどくても、無様でも。

つらくても、悲しくても、みっともなくても。

それでもこんな世界で生きていかないといけません。

 

 

元の世界には戻れません。

どれだけ元の世界が幸せで恵まれていたかをいまさら理解したところで、戻る手段はありません。

 

 

あなたにできることは、この崩壊した世界からまた1から世界を作っていくことです。

 

 

最初はね、一本の小さい苗木を植えることから始めます。

その苗木に毎日水をやり、育てることから始めます。

荒野にたった一本の緑を作ることから始めます。

 

 

もちろんね、これもめちゃくちゃ難しいです。

 

 

自分の奥底に隠れている苗木を見つけるところから始まって、苗木を植える場所を荒野の中で探します。

手で硬い土を掘り、バケツを持って水のある場所を探します。

あなたは食事もほとんどとれずに力が出ない状態です。

それでも何十キロも歩き回り、水を探します。

バケツに水を汲んで苗木のところまで、また一歩一歩よたよたしながら歩きます。

そして水がこぼれないように苗木に水をやります。

 

 

こんな作業を延々と続けていきます。

世界が安定するまで。

あなたが落ち着いて暮らせるようになるまで。

 

 

あなたの精神的な世界はそんな感じなんですよね。

 

まさに絶望です。

 

 

でもこの世界はあなたにしか見えないものなんです。

 

 

他の人には見れないものなんです。

 

 

だからね、必死で闘っているあなたに対して「甘えるな!」、「泣くな!」、「しっかりしろ!」、「がんばれ!」と言ってくる人もいます。

 

この言葉、無視してください。

この言葉、信用しないでください。

 

この言葉を信じた先は、廃人です。

 

 

今のあなたはね、他人が思っている以上に必死でがんばっているんです。

 

今のあなたはね、あなたが思っている以上に全力でがんばっているんです。

 

 

これ以上はがんばってはいけないラインです。

 

 

今までの人生が無駄だったと感じるのは、あなたががんばり屋さんだからです。

 

必死でがんばってしまったからこそ、こんな大きな挫折をしてしまったんです。

 

 

あなたはがんばることが得意です。

 

 

自分の身体や心を壊してまでがんばることができます。

でも、越えてはいけないラインというのがあります。

あなたはそのラインを越える可能性を持っています。

 

今のあなたには、もう一段階下の階層があります。

気づいたときには最下層にまで落ちてしまうかもしれません。

 

 

あなたはがんばり屋さんです。

 

 

周りに流されないでください。

決して焦らないでください。

自分のペースで少しずつ新しい生き方を見つけていきましょう。

 

 

心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。

 

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