皆さんは『自分なんて死ねばいい。』と思うようになってしまったことってありますか?
『もう生きている意味なんてない。』と思い、『死んでしまったら楽になれる。』という悪魔の声が聞こえるようになったことはありますか?
あなたはよほど一生懸命がんばって生きてこられたのでしょうね。
そしてそれが順調であればよかったのですが、どこかの箇所でトラブルが起きてしまったのではないですか?
つまずいてしまった。
こけてしまった。
落とし穴に落ちてしまった。
崖から転落してしまった。
順調で健康だったあなたから、負傷してケガをしてしまったあなたに変わってしまったんですね。
でも、それでもまだ必死に生きているんですよね。
あなたは『死んでしまおうか。』、『こんな思いをするくらいなら死んだ方がマシだ。』と思うくらいのケガをしながらでも、今、現時点で生きているんです。
ケガをした身体と心でも、それでもできる範囲で一生懸命に生きているんです。
あの頃の生活を少しでも取り戻そうと全力でがんばっているんです。
誘惑に負けないで必死に今を生きています。
それだけですごいことだと思いますよ。
なかなかできることではありません。
当たり前のことなんかじゃありません。
『生きよう。』とがんばってリハビリをしている状態なんです。
ただ、今はそのたまっていた疲れが一気に襲いかかってきたのかもしれませんね。
がんばって生きてきたあなたは、リハビリもがんばりすぎてしまったのかもしれません。
そしてそのまま順調にあの頃のように戻れたらいいのですが、人生はなかなか厳しいんですよね。
あの頃の順調だった頃にはなかなか戻れないときがあります。
あなたはそこで、いかにケガをしないように生きるかが大事だったという事実を知ります。
ケガをしてしまったら、ケガをする前の自分に簡単には戻れない現実を思い知ります。
順調だった頃に戻るためにはいくつもの試練があるんです。
元気な頃のあなたならともかく、一生懸命がんばって疲れがたまっているあなたでは、その試練を乗り越えるのに時間がかかります。
一つ乗り越えるのにもかなりの精神力を消耗させます。
そしてやっとの思いで乗り越えて前を見ると、さっきやっとのことで乗り越えた壁よりもう一段高い壁が目の前にあるんです。
一つ乗り越える度にその先にもう一つ大きな試練が立ちふさがるんです。
もうね、あなたの心を折る気まんまんです。
『こんなにも試練があるのかー!?』って思うほど、あなたの目的地までは障害だらけなんですね。
この時点でゴールが見えていたら気力も復活するのですが、障害があり過ぎてあとどのくらい試練を乗り越えたらいいかわかりません。
ゴールが見えない中でひたすらがんばり続けることはすごく疲れます。
試練を乗り越えて成長できたらいいのですが、あまりに試練が多すぎると、いくら強いあなたの心でも折れてしまいます。
『ダメだ。もう無理だ。』ってなってしまうんです。
そうすると今までなんのために一生懸命生きてきたのかわからなくなってしまうんですね。
なんのためにがんばってきたのかがわからなくなってしまいます。
自分は幸せには手の届かない位置にいると感じてしまいます。
心が空っぽになってしまったように感じ、むなしさだけが残ります。
一生懸命に生きていればいるほど、『もうどうでもいい。』、『いつ死んでもかまわない。』、『死んだら楽になれるんじゃないか?』といったように、生への執着が薄れていきます。
あなたもそんな感じじゃないですか?
あなたは元に戻るためにがんばりすぎてしまい、ペース配分がうまくできなかったのかもしれません。
普段からがんばっていなければ『もうどうでもいい。』、『もうあきらめた。』とはならないんです。
だってそんなことを考えたこともないから。
ケガをしたところでゆっくりと休んでケガが治るのを待つか、ケガが治らないのならそれに見合った生活へとそれほど抵抗なく移れます。
損害だなんて考えないんです。
あなたが損害だと考えてくじけそうになってしまっているのは、あなたが人生を一生懸命生きてきたからです。
砂山を想像してみてください。
一つは何も手入れをせずにただ砂を盛っただけの3分で作った砂山。
もう一つは砂のお城です。作るのに一週間以上かかりました。
あなたが砂山を次に見に行くと、砂山も砂のお城も崩れて平地になっていました。
ショックなのはどちらでしょう??
もちろん砂のお城のほうですよね。
苦労して作ったお城と適当にあくびをしながら作った砂山。
結果は平地になったという同じ結果でしたが、心へのダメージが同じはずがありません。
一生懸命生きているとね、苦労することも多いんですよね。
手を抜いてもいいところでも手を抜くことをしなかったり、逃げないといけない場面でも逃げずに戦うことを選んだり。
もう少し器用に生きれたら楽にすごせるのに、不器用で愚直な方を選んでしまったり。
本来ならしなくてもいい苦労を抱え込んでしまったり。
あなたは今までそうやって生きてきたのではないですか?
『生きている意味なんてない。』
『死んでしまった方が楽になれる。』
『こんな想いをしてまでどうして…』
といったようなことを感じるのは、あなたが一生懸命生きてきて大事なものを失ってしまったからです。
そしてそれでも、前の生活を取り戻そうと必死だからです。
死にたくなることを悪いことと思わないでください。
そんな目にあったら死にたくもなります。
死にたくなる自分を責めないであげてください。
そんなことになったら『死にたい。』と思ってしまうのが人間です。
あなたは弱い人間ではありません。
ただ、今は疲れすぎているだけです。
少しだけ気楽に生きてみませんか?
疲れがとれたとき、あなたはすごいパワーを発揮する人種かもしれませんよ?
心優しいあなたの人生が幸せに包まれますように。
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